課題解決のヒントは他の業種に転がっている
課題解決のアプローチはいくつもあるけれど
課題解決と聞いて、どんなイメージをお持ちでしょうか。大まかな流れとしては以下のように想像できるのではないでしょうか?
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ちょっと教科書的すぎますねー
また、これだけではなく、アプローチはいくつも存在すると思います。
例えば課題や問題に対して、仮説立てからのアプローチについては以前も紹介しているので参考にしてみて下さい。
課題解決を急げば急ぐほど近視眼的になる
課題解決にもいくつか種類があります。長期的な社会課題、会社や学校など組織の課題、短期的な仕事上、作業場の課題、人間関係上の課題など。
その中でも、直近の仕事に関する課題などは特に喫緊のものとして取り扱われますが、得てして急を要するものであったりし、これを急げば急ぐほど近視眼的になりがちです。
たしかに、現状打破ってイノシシりがちだもんなぁ
なんですかイノシシりがちって
それしか見えてないってこと、猪突猛進って感じ。
猪突猛進でいいじゃないですか!流行ってるんですか?
今考えたからまだ流行ってないよ。
時折発作のように小ボケ入れますよね…
課題解決策を見出すのに行き詰まったら他業種の例を眺めよう
根詰めて考えても課題解決策が見いだせないことは少なからず存在します。こういった時のアプローチの一つとして今回提唱するので、他業種の事例を眺めるというものです。もちろん、頭をリフレッシュさせるという効果もありますが、このアプローチ、実はかなりの効果があることは歴史が証明しているんです。
世界的な発明や新しい価値の創造には異種や他業種からの気付きが多い
例えば、NHKの朝ドラ「まんぷく」では、麺を乾燥させる際に、高野豆腐の製造方法を参考にしてフリーズドライの手順を試したりもしていましたね。
あとは有名な逸話として、ニュートンはリンゴが木から落ちる様子を見て万有引力の法則を閃いたともいわれてますし(これは課題解決とはちょっと違いますが)、ポストイットという発明は、もともと強力な接着剤を作ろうとしたのに失敗を重ねていく上で、弱い粘着力の接着剤が解決できる課題(しるしは付けたいけど剥がしもしたい)を発見したとも言えます。
普段の仕事でも異業種が参考になる
例えばあなたがITベンダーの経営者だとして、システムを開発するとしましょう。その中での課題が、開発に必要なソフトウェアを毎回購入していてコストがかなりかかってしまっている。があるとします。これを解決するにはどうしたらいいでしょうか。
ここで異業種を想像してみるのです。今回のケースの例として建築業者を想像してみましょう。建物の建築において必ず必要になる「足場」がありますよね。あれはどのように手配しているのでしょうか。
実はあれ、足場を建築業者が所有しているパターンも勿論ありますが、多くの会社は「足場専門のレンタル業者」からその時必要な分を借りているんですね。
ってことは、開発に必要なソフトウェアも専門でレンタルしてくれる業者に借りればコストが抑えられるのでは?といった具合です。もしくはそういった業者が無ければ自分でそれを事業化するとかもありえますね。
※これはあくまで例で、ソフトウェアはモノによって配布条件などが違ったりするので、上記がそのまま成り立つというものではないです。
行き詰まったら他業種を眺めよう
このように、異業種を見渡すとハッと気が付くような課題解決方法に突然出会ったりすることもあります。集中してその課題に向き合うのも良いですが、行き詰まったらリフレッシュもかねて他業種を眺めてみると良いかもしれません。
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