1分間マネジャーをわかりやすく解説して1分間で理解する

仕事術

1分間マネジャーをわかりやすく解説して1分間で理解する

1分間マネジャーという本をご存知でしょうか。

アメリカの産業界で飛ぶように売れたマネジャーの為の指南書であり、わずか110ページほどの本ですが世界各国で翻訳され、多くの人がその内容に感銘を受けました。

(日本だけで、2018年末で38万部が発行されたベストセラーです)

今回は、その1分間マネジャーのポイントをわかりやすく紹介します。

各章の詳細の解説はそれぞれ記事に起こしていますので、そちらもご参照下さい。

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1分間マネジャーにはざっくり何が書かれているか

1分間マネジャーに書かれているのは、一言でいうと、

「素晴らしいマネジャー(上司)になる為の3つのノウハウ」

です。

「何を示し、どう褒め、どう叱るか!」という副題そのものです。

それぞれポイントを紹介していきましょう。

秘訣1:1分間目標設定

・良い目標は、業績目標や課題解決に直結するものである

・1枚に書く、1分で読める

・目標は毎日1分間で達成具合を確認する

・行動が目標に合致しているか確認する

詳しくは、以下の記事で紹介しています。

秘訣2:1分間称賛法

・前もって指摘することを宣言しておく

・その場ですぐに褒める

・具体的に上手くやった事を話す

・マネジャーの自分がどう感じたか、組織にどんな影響を与えたかを伝える

・沈黙の時間を置き、当人に感じさせる

・引き続き頑張るように励ます

・握手したりして、援助している事をハッキリ伝える

秘訣3:1分間叱責法

・前もって指摘することを宣言しておく

・その場ですぐに叱る

・具体的にまずかった事を話す

・マネジャーの自分がどう感じたか、ハッキリした言葉で伝える

・沈黙の時間を置き、当人に味わわせる

・握手したりして、味方である事をハッキリ伝える

・部下を高く評価していることを思い出させ、ハッキリ伝える

・叱責が終わったらそれでその話は完全に終了

1分間マネジャーの名言集

1分間マネジャーには数多くの名言が存在します。

ダイジェストで紹介していきましょう。

気分のよい部下は、よい成果を生む。
部下が潜在力を十分に発揮するように力を貸せ。部下が仕事をうまくやっていところを見つけろ。
「角笛も自分で吹かねば、誰か他人が痰壺に使ってしまう」自画自賛しなければ、ほかの人から悪態をつかれる
私が費やす最良の時間は、部下に投じる時間である。
人はみな勝者になる可能性をもっている。敗者をよそおう人もいる。その見せかけにだまされるな。
一日一分、自分の目標をチェックしろ。成果をチェックしろ。そして自分の行動が目標に合致しているかチェックしろ。
われわれは行動のみの存在ではない。自分の行動を管理する人間そのものである。
目標が行動を促し、成果が行動を持続させる。
他の人々とも、一分間マネジャーの3つの秘訣を分かちあえ。

1分間マネジャーは誰が読むべきか

1分間マネジャーはその名の通り、マネジャー。つまり上司となるべき人が読むべき書籍です。

が、中身を読み解いていくと、中堅や若手社員も早いうちから読むべき内容だということがわかってきます。

理由は以下の3つのポイントです。

1.正しい行動目標は積み重ねると業務成果に繋がるべきである

2.短い間隔での振り返りでギャップは埋められる

3.信頼関係があるからこそ、称賛や叱責は成り立つ

一見、基本動作や当たり前のことに思えるかもしれませんが、これが徹底できていない人の方が多いのではないでしょうか。

山本五十六と孔子の教えにも通ずる

この1分間マネジャーで伝えている内容は、山本五十六や孔子の教えにも通ずるものがあります。

「して見せて、言って聞かせて、させて見て、褒めてやらねば、人は動かぬ(山本五十六)」

「学びて時にこれを習う、また悦ばしからずや(孔子)」

これらの古来の教えをシステム化したものが1分間マネジャーのポイントだとも言えます。

そして実践へ

1分間マネジャーのポイント、いかがでしたでしょうか。

何を示し、どう褒め、どう叱るか。簡単なようで奥の深いマネジメントの極意について、ぜひ実践を通して身につけていきましょう。

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