昔はヤンチャしてたと自慢する人は臆病者だった件
ヤンチャ話は聞いていて痛々しい
「昔は結構ヤンチャだったわぁ」なんていう人の話を聞いたことがあるでしょうか。
周りに結構いますよね。
これは年齢層が上の人に多そうなセリフですが、意外と若い人でも言う人が多いです。
今回は、この痛々しい「ヤンチャ話」を言う人は実は「臆病者」だった。
その関係性について、アドラーの言葉を含めて紹介します。
ヤンチャ話のタイプ1(昔は悪かった)
一番多いのはこのタイプですかね。
中学、高校生の時、ちょっと不良(わる)いグループがスクールカーストの頂点に君臨していたのは憶えていますでしょうか。
わるい=カッコいいという方程式が一部の人間から認められていて、その原風景が忘れられないタイプですね。
「喧嘩も結構したわぁ」
「今だったら捕まってるわw」
「警察のお世話っていうか、最後はツレみたいになってたけどw」
なんて事をドヤ顔で言う人もいますね。
そんなの聞かされたら大体の子は、引いているんだけど、気が付いてないのかな
ヤンチャ話のタイプ2(昔めっちゃモテた)
これも多いです。
なんで今はモテてないんですかね。
昔めっちゃモテてたなら、今もちょっとはモテてて良いのに不思議です。
「ぶっちゃけ、女とか途切れたことないからさぁ」
渋谷スクランブル交差点の人々かよ!!
途切れないって言いたいのかな。この人もモテなそう…。
「自分から告った事とかないかも」
かもって、大事なこと記憶曖昧かよ!
その場に自分の過去を知らない人しかいない時に言いがちなんですかね。
「へぇ!昔モテてたんですかぁ!そういえば素敵かも…」とか、絶対ならないのにね。
ヤンチャ話のタイプ3(無茶をしたって武勇伝)
もう一つがこれですね。
昔は悪かったと近しいですが、ちょっとニュアンスが違います。
「若い時は上司とか関係なく納得いかなかったらガンガン言ってたわ」
丸くなったのはお腹周りだけじゃないんですね!!
「朝まで飲んで次の日そのまま会社行ってたからね普通に」
酔っぱらった状態でも出来る仕事しかしてなかったんですね!
その他の軽い自慢
他にもこんなものが軽い自慢として語られたりします。
あの人と知り合い
「○○さんとも結構繋がりあってさ。」
知り合いだと自分の株も上がると思っているんですかね。
学歴
「○○大なんだけどさ。」
聞いてもないのに発表してくるやつです。
今の自分の能力に自信が無いか、評価が妥当じゃないと思っているんでしょう。
金銭面や物品自慢
「そんなに高くないんだけど、一応○百万くらいかな」
これも聞いてないのに…ですね。
経済力=強さ!とか思ってるんだね。
他にも、「バンジージャンプとか、紐とか着けた事とかないから」とかね。
とかとかウルサイしそれ身投げ!!
アドラーに学ぶ、英雄主義
では、このヤンチャ(=その人にとっては勇気や権威の意)について、アドラーさんの言葉を借りて解説しましょう。
英雄主義
アドラーの言葉には、次のようなものがあります。
ある試練に耐えられるか。
これを指して勇気があると呼ぶべきではない。
自分を英雄に見せたがるのは臆病なことが明らかになることを恐れているからに他ならないのだ。
臆病者は自分を強く見せたがる
これらの特徴がある人は臆病者の自分を隠したい、強く見せたいのです。
・自己顕示欲が強い
・劣等感でのコンプレックス
・コミュニティやグループでの存在意義を確かめたい
のどれかが存在すると言えるでしょう。
なんだかこうやって整理すると、可哀そうに思えてくるね。
優しくしてあげたくなっちゃうわね。
臆病者の昔自慢にはどう対応するのか
臆病者の自慢話に対応するには、どうすればよいでしょうか。
その相手との今後の関係性をどうしたいかにもよりますが、基本的にはこれは先ほど紹介した
「自己顕示欲」「劣等感」「存在意義」の3つがキーワードになります。
自己顕示欲を満たしてあげる
男性に多いパターンです。例えば、「○○さんとも結構繋がりあってさ。」みたいなパターンでアピールしてきている時には、そんな凄い人と普通に関係性を築いている△△さん自身も凄いですね。
みたいな感じでしょうか。
劣等感を和らげてあげる
ヤンチャアピールをする男性以外にも、自分に自信のない女性にもこの観点はポイントとなります。
例えば「○○大なんだけどさ。」にのように今の自分に自信が無い場合には、今のあなたも凄いですね。というようなコミュニケーションを取っていくべきかもしれません。
存在意義を認めてあげる
コミュニティやグループに対し、自分の居場所、存在意義があるのか不安に思っていることが多いのです。
例えば「そんなに高くないんだけど、一応○百万くらいかな」なんていうように、「経済力凄い担当の○○さん」を演じているようであれば、そんなものが無くてもあなたはこのグループに必要!ってことを伝えてあげるといいかもしれません。
臆病者と思えば優しくなれる
今回紹介したヤンチャを自慢する人、普段はちょっと関わりたくないと感じているかもしれません。
ですが、今回その人の裏の心理を知ることで少し捉え方も変わったのではないでしょうか。
そして自分自身がこのような上辺の英雄主義にならぬよう、本当の勇気を持っていきたいですね。
コメント