入手困難なものを提供する仕事術は強い
入手困難なもの
入手困難なものと聞いて、どういうものを想像しますか?希少価値のあるという言い方に変えれば、超高級なワインとか、珍しい宝石とか。そういったものを想像するかもしれません。確かにそういったものを提供している人や会社にニーズがあることはわかりやすいですが、今回の「入手困難なもの」は少し毛色が違います。
まず参考になるのは、ビジネスモデルとして成功させているパターンのものです。
・供給停止になった製品を提供する
・市場にあまり出回ってない、または売れてない製品の消耗品を提供する
・多品種少量生産を低コストで実現させていて他社で提供すると価格が高くなる
など、市場に出回っているものではなく、探してもなかなか見つけられないものを提供して成功を収めています。
職業という観点では、例えばプログラマーでいうと現在ならC、Javaの募集が数としては多く、SwiftやPythonなどの比較的新しい言語が出来る人は重宝されます。しかし、ここで敢えてFORTRANやCOBOLをこれから極めておくとどうなるでしょうか。現在の現役世代でもなかなか触ったことがある人を探すのが難しいですが、5年10年後となるともっと希少な人材になると思われます。そうすると探している人からすると入手困難な人材となる為、価値が高いと言えます。
こういった入手困難なものは留保価格が高くなる傾向にある為、高収益を実現できるといった利点も存在します。現時点の価値だけでなく、市場や製品の状況、競争の有無なども関わってきますので一概には言えませんがこういった戦い方が正解の場合もあるでしょう。
普段の仕事の中へ入手困難さを取り入れる
この入手困難さを普段の仕事の中に取り入れることも出来ると思われます。あくまで、高いレベルの提供が出来るという前提付きですが。
今は必要ないけどおそらく後になって必要になってくるはずだから今のうちに資料としてまとめておくとか、自分の業界ではなかなか強化できないスキルを磨いて特定業種の対応に活かすとか、やり方は色々とあると思います。
8年前の会議で皆が喋ったことを一言一句すべて記憶しとくとかでしょ?
それ出来るならすぐもっと活かせる仕事に転職した方がいいですよ。
まぁ僕がそうなんだけどね。
ホントですか!凄いですね。
ちょっと話を戻すと、入手困難なものは留保価格が高くて高収益を実現しやすいという事だけでなく、それを提供してもらえたということで顧客満足度が高いという結果も出ているんだ。
感謝されるは収益もあがるわ、ビジネスとして素晴らしい状態ですね。やっぱりさっきの会議の内容を一言一句憶えているスキルも活かせる場を探したほうがいいんじゃないですか?
なんかスキルのこと言ったっけ?10年前に食べた和牛が高級過ぎて4切れ目にあぶらっぽくて飽きたとか?
一言一句合ってない!
入手困難さは相手が決める
入手困難なものを提供する仕事術について紹介しました。しかしこの「入手困難だけど欲しい」というものは顧客や相手が決めることなので、「誰が」「何に対して」「いつ」価値を感じるかを正確に捉えられるようにしておく必要がありますね。
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