仕事がデキる人は豊かな暮らしをするより教育に金を使う(論語に学ぶ)
物質的、金銭的な富だけでは発展しない
社会や組織の発展において、繁栄の象徴として外形的に判断されるのは物質的な豊かさだったり、金銭的な豊かさだったりします。
しかし、これだけでは継続可能な社会、組織であり続けることは難しいと論語では言われています。
今回はこのことについて語られている論語の一説から教えを学び、私たちの社会人としての生活に役立てるヒントを得ていきましょう。
論語に学ぶ、教育の重要さ(子路第十三)
論語ではこのように語られています。
子、衛に適く(ゆく)。冉有(ぜんゆう)僕たり。子の曰く、庶きかな。冉有曰く、既に庶し。また何をか加えん。曰く、これを富まさん。曰く、既に富めり。また何をか加えん。曰く、これを教えん。
現代語訳としては、
孔子が衛国に行った際、弟子の冉有が同行していた。孔子は衛の街を見て「ここは人が多いな」と言った。冉有がこう尋ねた「人が多いと何が必要ですか?」孔子が答えた「裕福さが必要だ」さらに冉有が尋ねた。「裕福さの次はどうでしょう?」孔子は答えた「教育が必要なのだ」
孔子は
1.経済的安定性
2.教育体制の構築
が必要だと言っているのですね。
組織としての教育
大企業など、自社で教育組織を持って従業員教育を行っている組織もありますが、多くの企業や組織はそういった機関が社内には無いことが多いです。
しかし、組織の発展には人を育てることが一番の重要課題と言っても過言ではありません。
大きな流れとしては
経営戦略との整合
↓
職務習熟度の把握と見える化
↓
OJT要素と教育機関活用要素の棲み分け
↓
研修機関の利用と公的支援の享受
という進め方になるでしょうか。
経営戦略との整合:闇雲に「○○の技術を習得しましょう!」では、時間や金の無駄になってしまします。
自組織や会社の方向性と戦略にマッチした教育計画や必要要素が何かを整合するんですね。
職務習熟度の把握と見える化:戦略に沿った教育要素について、どれだけ従業員、メンバーが習熟しているかを把握しないと、どのような教育を受けさせたら良いか、どのようなトレーニングを行ったらよいかがわからなくなりますよね。
OJT要素と教育機関活用要素の棲み分け:習熟度が把握出来たら、今度は具体的にどのように訓練を行っていくかですね。
この検討においては、日々の業務の中で習得するような、先輩などから教わるOJTの要素なのか、外部の教育機関の活用が必要なものなのかを明確にし、棲み分ける必要がありますね。
研修機関の利用と公的支援の享受:実際の訓練ですね。外部研修期間は多く存在しますし、従業員に対してキャリア形成のための職業訓練などを実施する際には、その経費の一部をキャリア形成促進助成金という助成制度を活用することで負担を軽減させることも可能です。
仕事がデキる人は自己投資をケチらない
組織としての訓練で業務を遂行する上での学びは得ることがデキるかもしれませんが、言ってしまえばそれまでにとどまります。
自分のキャリア形成、豊かな人生を送る為には、より多くを学び、それを実践する必要があります。
一般的には目指す年収の5%~10%ほどを自己投資額に回しましょう。
などとも言われていますが、一番重要なのは、「自分の時間を如何に自己投資に使うか」だと思っています。
いくらかけたかは、お金よりも時間の方が重要ですからね。
パッと見の裕福さより、本質的な教養が人の信頼を左右する
銀七先生
教育の重要性についてわかってくれましたか。
マダム多加子
たしかにお金持ちでも受け継いだ資産があるだけの人には魅力を感じませんものね。
銀七先生
そうなんです。それこそが信頼を左右するとも言えるんですねー。
セロミ
まぁでもパッと見、小汚い人とか、繋がり眉毛の人とは信頼関係構築の前にそもそも会わない確率が高いですけどね。
銀七先生
今、眉毛の繋がり具合は関係ないでしょう!!
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