新しいカテゴリ、「思考と表現の技術」の第2弾。これはビジネスライティングの古典である、「考える技術・書く技術」を中心とした、ビジネスライティングや思考の技術について、あまりちゃんと読まなくても、なんかそれっぽいこと知ってて素敵!と周囲から思われるようなヒントをお伝えします。
第1回はこちら
ピラミッド構造で思考とアウトプットを整理すると超デキる風になれる
新しいカテゴリ、「思考と表現の技術」を追加しました。これからはビジネスライティングの古典である、「考える技術・書く技術」を中心とした、ビジネスライティングや思考の技術について、あまりちゃんと読まなくても、なんかそれっぽいこと知ってて素敵!と...
なお、このカテゴリは
テーマや技術の共有
↓
わかりやすい実例
という構成で進めます。
今回は表現する時のメッセージの順番、ロジックの順序について説明します。
メッセージの論理的な並べ方とは? ~テーマや技術の共有~
文章を伝えるときには、メッセージを並べて表現します。
例えば簡単な例でいうと、
1番目・・・ほにゃらら2番目・・・ふにゃふにゃ3番目・・・ほげほげ
というメッセージがあったとします。これが
2番目・・・ふにゃふにゃ1番目・・・ほにゃらら3番目・・・ほげほげ
となっていると気持ち悪いですよね。
これは簡単な例ですが、論理展開する場合などにこれが出来ていない場合が多いです。
基本的に、論理的な並べ方は4つの方法しかありません。
- 演繹の順序(大前提、小前提、結論)
- 時間の順序(1番目、2番目、3番目)
- 構造の順序(北から南、東から西、等)
- 比較の順序(1番重要なもの、2番目に重要なもの、等々)
順序付けの方法は、分析プロセスをどう使ってグループ化したかによって決まります。演繹的な理由付けでグループ化したならメッセージは三段論法的(※1)に、因果関係でグループ化したならば時間の順序になるでしょう。また、構造ごとにグループ化すればその構造の順序になり、類別によるグループ化であれば重要性による順序になるでしょう。演繹的な理由付け、因果関係、全体を各部分へ分解すること、そして類別・・・。この4つの作業こそが頭の中でできるすべての分析活動ですから、順序付けもこの4種類しかないのです。(考える技術・書く技術)
※1 三段論法とは:推理のしかたの一種で、三つの判断の組合せから成る形式
- 例:
- 大前提:「全ての人間」は、「死ぬ存在」である。
- 小前提:「全てのギリシア人」は、「人間」である。
- 結論:ゆえに、「全てのギリシア人」は、「死ぬ存在」である。
順番を守らないと大変なことになる! ~わかりやすい実例~
NG例
セロタイ
お疲れ!今度の合コン、店選び宜しくね!店選びのポイントを記載しておいたからよろしく!
店選びのポイント・店員がイケメンじゃない・リーズナブル・俺んちから近い・デザートが美味しい・コラーゲンボールが入った鍋がある・個室
ゾンビさん
先生!店予約しておきました!
セロタイ
サンキューサンキュー!…ってこれ、うちの裏にある場末の中華やないか!!杏仁豆腐は旨いけど..なんでこんな場所にしたんだよ!!
ゾンビさん
だって先生の家から近いブサメンがいる激安店ってそこしか…
セロタイ
合コンだから!用途考えて!ちゃんと書いたじゃん。
ゾンビさん
上から満たしたんでつい…
良い例
セロタイ
お疲れ!今度の合コン、店選び宜しくね!店選びのポイントを記載しておいたからよろしく!
店選びのポイント(重要度高い順に書いてます!)・個室・コラーゲンボールが入った鍋がある・デザートが美味しい・リーズナブル・店員がイケメンじゃない・俺んちから近い
ゾンビさん
先生!店予約しておきました!
セロタイ
サンキューサンキュー!やっぱ女子はコラーゲン鍋には目がないからね。個室でじっくり話もデキるし・・・。ふふふ。。
ゾンビさん
ちなみに言い忘れてましたけど、その合コン、僕のお母さんとそのママさんバレーの友達なんで、特に進展とかないと思いますけど、楽しんできてくださいね~!
セロタイ
そういう大事なことは先に言って!!
段取り8割という言葉の段取りには、順序も重要な要素として含まれてます。
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