相手の言っていることが嘘だとわかった時にするべき思考
嘘をつかれるということ
嘘をつかれた。これは誰しもが経験したことがあると思います。そんな時、どんな気持ちだったでしょうか。「信頼していたのに…ひどい…。」「他のことも嘘だったんじゃないか」「だまされた。もうこの人のことは信用しない」など、いくつかあると思います。しかし、会話の中で嘘に気が付いた瞬間、すぐこのような思考になっていては、イライラしてしまうでしょうし、感情的になって冷静な判断が出来なくなる場合もありますよね。
今回はこういったケースにおいて、最初にするべき思考についてご紹介します。
嘘だとわかった時にするべき思考
1.嘘をついた背景を想像してみる
まずはいきなり悲劇のヒロインにならず、「なんでこの人は嘘をつかざるを得ない状況になったんだろう」を想像することを第三者視点でやってみましょう。この第三者視点というのが大事で、お互いの関係性(夫婦、上司部下、先輩後輩)やその時にお互いが置かれている状況を踏まえて考えることで、気付きを得られる可能性があります。また、これをすることにより、アンガーマネジメントのテクニックの一つである、6秒ルール(「怒りのピークは長くて6秒」激しい怒りでも、6秒をやり過ごせば怒りに任せて衝動的に行動することがなくなる)を自動的に適用できるメリットもあります。
2.背景の想像が出来たら、優しい嘘だったのかを判断する
想像の後は、嘘の判断です。その基準は優しい嘘だったかどうかですね。歌のタイトルみたいですが、例えば「何とか自分だけで対処できそうだし、途中で余計な心配をかけたくない」だったり、「ありのまま伝えたらきっとこの人は自分のことを犠牲にしてでも助けてくれてしまう」などを相手が考えている場合ですね。これを判断することで、明らかに悪意があるものどうかを見極めることが出来ます。ただし、100%当たっているわけではないので、注意が必要です。
おはようございますマダム!
あらおはよう。どうしたの?急に。
祖母の具合が悪くて…。本当はまずい相談かもしれませんが、手術代を立て替えてもらえないでしょうか??
って、あたしさっきまであなたのおばあちゃんとランチしてたわよ!!
げっ!
怒らない怒らない。。どうして嘘をついてまでお金が必要なのかしら….。あっ!!!
あなた前、今日が新作のバッグの発売日だって言ってたわよね!給料日が来週で、お金ないんでしょう!!
バレちゃったwwごめんなさーい!!でもこれってある意味優しい嘘ですよね!自分に。
それは「優しい」じゃなくて「甘い」よ!まったく油断も隙もあったもんじゃない。
優しい嘘だったらより深い信頼関係を結ぶキッカケになるかも
優しい嘘は、相手があなたを思いやっている証拠かもしれません。もしそうだった場合は、その思いやり自体には直接的に感謝を伝えることで、より良い関係性、より深い信頼関係を結ぶキッカケになるかもしれないので、「嘘」→「怒り」という流れにならないような思考をしてみてください。
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