勝利を逃さない為に1cmの差にこだわれ

思考と表現
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勝利を逃さない為に1cmの差にこだわれ

2位もビリも一緒?

スポーツの世界で、順位が付く競技においては2位は非常に華々しい成果です。「日本2位」「世界2位」「準優勝」「銀メダル」さまざまな言い方がありますが、並大抵の努力では到達できないことは容易に想像が出来ます。しかし、例えば1998年サッカーフランスW杯で優勝したのはフランスですが、準優勝はどこだったでしょうか?また、その次の2002年日韓W杯はブラジルが優勝しましたが、準優勝国は?意外と憶えていない人が多いと思いますが、人の記憶だけを取ってみてもこれだけの差がありますし、そもそも日常生活や仕事においては順位付けされるものの方が少なく、単純にYES,NOというもので評価されるほうが多いことはあきらかです。(勝利/敗退、採用/不採用、合格/不合格、受注/失注etc…)

例えば複数社での相見積りでのコンペにおいて、時折「10社中2社までは残ったけど最後がダメだった。惜しかったなぁ」なんていうように振り返っている人がいますが、2社まで残ったということを成果として評価する人はいますでしょうか。もちろんそこまでの取り組み姿勢に、今後も継続すべき良い点があれば行動としての評価はされるとは思いますが、コンペ敗退という事実においては2位も10位も一緒ですよね。

1位と2位の差はどれくらいある?

時折、圧倒的な差が1位と2位の間に開いていることはありますが、プロフェッショナル同士の競争においては多くの場合、その差は非常に微々たるものです。ゴルフツアーでもたった1打差で勝敗を決することはよくありますし、仕事の場合、ウン億という商談でも、最終的に価格が横一線だったけど、ある提供機能の操作性が運用にマッチすると思われた。というようなわずかな差で決まることもあります。また、わずかな違いという意味では、スマホ創成期の国内のシェア争いでは、Appleのiphoneが圧倒的な勝利を収めましたが、その一つの要因として、操作時の滑らかさが当時のAndroidOSの端末とは違ったことも挙げられます(今もですけど)。ただ、実際に操作のスピードでいうと、おそらく数値で測るとコンマ何秒の差のはずですが、体感としては圧倒的な違いを感じてしまうものです。

勝利を逃さない為に1cmの差にこだわれ

このわずかな差を埋めるにはどうしたらよいでしょうか。おそらく、普段から活動している事プラスもう一歩。ということがシンプルで一番の近道なんだと思います。

・あと1回多くお客様に話しかける

・あと1件だけ営業先を増やす

・自己啓発での勉強をあと1章分だけ進める

・1日だけ早く終わらせる

・あと1周だけ多く走る

・あと1cmだけ距離を延ばす

そしてこれらが継続的に出来るか、それに徹底的にこだわれるかという事が重要です。

 

銀七先生

わずかな差を埋める為のこだわりポイントがわかりましたねー。

 

 

 

フラン健

たしかに大事な要素ですね。そういえばW杯の準優勝国ってどこだったんですか?

 

 

 

 

銀七先生

1998年W杯、フランスが優勝の時の準優勝がブラジル。2002年W杯ブラジルが優勝の時の準優勝がドイツですね。ホントにわずかな差でした。

 

 

 

 

フラン健

そうなんですね。

 

 

 

銀七先生

ちなみにブラジルvsドイツは2014年W杯でも準決勝で戦ってますね。今度はドイツが勝ちましたが。

 

 

 

フラン健

これまたわずかな差だったんですかね。

 

銀七先生

えぇ勿論。7対1でドイツの勝利でした。

 

 

フラン健

いや圧倒的な差!

 

1cmの差を埋めるということ

勝敗を決めるのがわずかな差だという事はわかりました、逆にいうと、10mの差を埋めるより、再度の1cmの差を埋めることが大変だということの裏返しだとも言えます。わずかな差で成果を逃さない為の努力を継続できるかがカギですね。

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