朝のスタートダッシュが早くなる、翌日に残しておくべき仕事

仕事術
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朝のスタートダッシュが早くなる、翌日に残しておくべき仕事

前日のキリが良いと翌日ダラダラする

毎日、仕事はキリの良いところまで実施したいと思っている人は多いと思います。勉強もそうですが、中途半端にしていると気持ちが悪いというか。ですが思い返してみて下さい。キリの良いところまでキッチリこなせた翌日の仕事、スタートダッシュ出来ていますか?もちろん、セルフマネジメントがしっかりしている人などは胸を張って出来ていると言えるかもしれませんが、多くの人は、ついメールチェックでいつもならスルーするよう情報共有系やメルマガなどを無駄にしっかりと読んでみたり、「(さて、今日は何から手を付けようかな)」と考えたと、しばらくして「(さて、今日は何から手を付けようかな)」と考え、あれ、なんか知らない間にロストタイムあるけどなんだったんだっけ。なんていう時間の過ごし方をしてしまっている場合があると思います。

キリの悪いところを残すのが良い(ツァイガルニック効果)

中途半端に仕掛りで翌日に残している仕事に取り掛かる方が、より無駄な時間を削れるということは心理学的にも効果が認められています。

旧ソ連の心理学者だったツァイガルニックさんが「まだ終わっていない課題の記憶は、もうやり終わった課題の記憶より思い出しやすい(続きが気になる)」という効果を発表していて、ツァイガルニック効果と呼ばれています。

ただ、今日やるべきものを終わらせないという意味ではなく、明日やるべきことを「ちょっとだけ仕掛かる」ということだと思ってください。

翌日に残しておくべき仕事

では、ちょっとだけ仕掛かるという中でも、どういった仕事がより適しているのでしょうか。ここは業種業務に特化したものだと当てはまらない人が多くなってしまうので、共通的なものを例にしたいと思います。

 

1.定常的な報告文書や事務処理

これは定常的なという部分がポイントです。定常的な報告文書は頭で考える部分以外にもある程度身体が覚えていて手が勝手に動くものもあると思います。それを残しておくことにより、「まず手を動かす」→「頭が考え始める」という流れを作ることが出来ます。または事務処理なんかも手軽に出来るのではないでしょうか。

 

2.深く考えて成果物を作る仕事

これは考え始めて、多少進めたところで翌日に残しておくというものです。ツァイガルニック効果を勉強で活用する際に、問題文を読んで少し考えてから切り上げる。と同じようなものです。これをすることにより、翌日までに思考が整理されたり、新しいアイデアがふと浮かんできたりします。ただし、これは翌日までずっとそのことが頭から離れず、オンオフをハッキリ区別したいタイプの人にはリフレッシュできないという弊害があります。

 

翌日に残しておくべき仕事(番外編)

1.部下への説教

まさか部下も説教が2daysだとは思ってもみなかったでしょう。「今日は最終日、喉ぶっつぶれるまで気合入れてくから宜しくー!」からスタートすることで、圧倒的に退職届を受け取れる確率を上げることができます。

 

2.お客様の接待

翌日の夜終わったはずの接待。一味違う仕事人は翌朝の動きが違います。ワンカップの日本酒を親指と中指の2本で持ちながらお客様先に現れ、「まだまだ飲み足りないッスよねー!」と登場することで、「こんな取引先初めて..」という印象を強く残すことができます。これは取引をシュリンクさせるのに抜群の効果を発揮するでしょう。

 

ロストタイムを減らすのが目的

より頭を使う仕事を朝やった方がよい。午前中にやった方がよいという意見は世の中に沢山出回っていると思います。もちろんその考え方自体はあると思いますが、今回はロストタイムを如何に減らしてスタートダッシュをするかい着目しているものだと理解してください。

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