優秀な釣り人から学ぶ、原因深堀りの大切さ
原因の深堀りはサボりがち
原因の深堀りと聞いて、どのような印象を受けるでしょうか。なぜなぜ分析や真因特定など、ちょっとビジネスよりの固い印象を受けると思います。今回は、釣り人というケースを用いて、原因の深堀りの大切さを学びます。
釣り人のパターン
ある所に釣り人たちがいます。この釣り人たちは、それぞれ釣り場所を探すのに、以下のようなパターンで行動しています。
1.日々、色々な釣り場を回っていく
2.前に釣れた場所を重点的に回っていく
3.船頭さんのオススメの場所を重点的に回っていく
4.前に連れた場所がなぜ釣れたのかを考えて、その理由と共通する場所を重点に回っていく
5.前に連れた場所がなぜ釣れたのかを考えて、その理由を深堀して真因と共通する場所を重点に回っていく
お気づきだとは思いますが、1が一番良くなくて、順番に良くなっていき、5が一番高い成果(釣果)を得られる釣り人です。それぞれのパターンを説明していきます。
1は、いわゆる闇雲ってやつですね。単純に成果を運任せで求めている姿なので、釣れる日もあれば釣れない日もある。きっと100日もすれば平均釣果が出て、それ以降はずっとそのペースの釣果が続くでしょう。
2は、経験則を元に回っていくので、闇雲に回るよりかは高い釣果を得られると思いますが、環境の変化やその時の状況への対応が弱く、そもそもなぜそこで釣れているのかがわからない為、条件が大きく変わった後に全然釣れなくなる可能性もあります。
3は、他人の力を使って2の経験則の精度を高めたものになります。一時的には一番釣果が高いのではないでしょうか。しかし、その船頭さんがいなくなった場合などに自分ではどこに行って良いかの判断が出来なくなってしまうので、危険性も孕んでいます。
4はいいですね。やっと頭を使い始めました。例えば堤防で釣りをする場合、堤防と堤防の切れ目の近くでよく釣れたとします。そうすると、「なぜ堤防と堤防の切れ目の近くで釣れたのか?」→「魚が隠れる場所があるから?」と考え、今度は岩場の釣り場でも、同じように魚が隠れやすそうな場所を探せば、釣れる可能性が高くなるのです。
5はそれの完成系と言えます。「なぜ魚は隠れる場所にいる?」→「日中はあまり動かず夜にやったら餌を探しに泳ぎ回るから?」、「じゃあ夜ならもう少し餌が多そうな場所にいる?」→「プランクトンは光に寄って来るから常夜灯の近くに小魚がいる?」→「小魚を餌とする常夜灯の近くに魚は多くいる?」などと、色々と理由を分析し、応用して考えることで環境変化や状況の変化にも対応できる釣り人になれるということです。
原因の深堀りの大切さ、伝わったかな?
要は例え話を長々としていた感じだけど、意外としっくりきたわ!
くぅ~手厳しい!セロミちゃんがそうやってちょっと僕に冷たくあたるのって…おっと原因追及でもしちゃおうかな。
え?
「冷たくあたる」→「恥ずかしいから」、「なぜ恥ずかしいのか」→「異性として意識してしまっているから」かな?
うん。全然違う。
全然違うんかぁぁい!!
原因の深堀りをして応用力を付けよう
闇雲の無意味さは皆さんご存知だと思いますが、経験則にも限界があります(アートとかは言語化出来ない感性だったりするので、一概には言えませんが)。原因を深堀する癖をつけて、応用させることで高い成果を上げられるようにしていきましょう。
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