既存ビジネスはフリー戦略に置き換えてポジションを取れ

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既存ビジネスはフリー戦略に置き換えてポジションを取れ

たぶん2025年くらいには通用しませんが、今ならまだ間に合うビジネスモデルの置き換えの話を今回はします。既存ビジネスのポジション争いで疲弊している皆さん必見です。

価格競争とスペック競争

よくあるビジネスで疲弊しがちな例として、「価格競争」「スペック競争」をやめられない状態であることが挙げられます。

セロタイ

価格競争ってホラ、牛丼屋チェーンが一時期やったやつあるじゃないですか。

 

ゾンビさん

ありましたね。2000年代以降でも一時期一杯280円までなりましたよね。

セロタイ

280円とか奇跡でしょ。うまい棒28本で牛丼が食べれるなんて。

ゾンビさん

全然うまい棒だとピンとこないですけど、280円は凄いです。

セロタイ

こういうガチンコの価格競争だと企業側は疲弊するばかりでメリットは無いよね。もう途中からは女子のマラソン大会みたいに「せーの」でやってる感あるけど。

ゾンビさん

スペック競争の方はどうですか?。

セロタイ

最たるものはハイスペックゲーム機業界かな。ソニーとセガのプレステ&セガサターンくらいまでは景気良かったけど、PS4とかそれ系のやつになると相当苦しそうだよね。

ゾンビさん

ゲーム好きとしては画面も綺麗でクオリティも高く、うれしいですけどね。

セロタイ

あれってさ、ハイスペックになり過ぎてソフトを作れる人がめっちゃ少なくなるって弊害があるんだよね。

ゾンビさん

1本作るのにやたら金と時間が掛かるってやつですね。

セロタイ

そんな時にニンテンドーが出した、WiiとかDSってのは上手だよね。本来のゲームの楽しみ方に立ち戻ったって感じで。

ゾンビさん

たしかに、PS4の超大作ゲームの何十分の一かって労力で作ってそうなソフトがバカ売れしてますしね。

セロタイ

で、スマホゲームにごっそり人を持ってかれたでしょ。スペック競争に妄信するとこんなことが起きるよね。

ゾンビさん

なるほど。

フリー戦略でポジションを取れ

セロタイ

だから今回はもういっそのことジリジリ戦うのをやめてタダにしちゃえ。って話です。

ゾンビさん

ちょっと意味わからないです。

セロタイ

コストをこれでもかって切り詰めたり、ジリジリ原価率を落としてライバルと戦うとロクなことがないから、いっそのことタダにしちゃえって話!

ゾンビさん

2回同じこと言いましたけど、全然わからないです。

セロタイ

儲け方を変えようってことさ。

ゾンビさん

ほう、といいますと?

セロタイ

フリー戦略っていうんだけど、代表的なものを紹介していくよ。

広告

なーんだと思うと思いますが、古くからある手法ですね。

テレビとかラジオ、ウェブサイト、顧客セグメントを別の顧客セグメントに繋げるようなものです。

無料のコンテンツを提供する中でユーザを獲得し、広告スペースを広告主に販売して収益を上げるものなんですね。

フリーミアム

「この先は有料会員の方のみ閲覧可能です」ってやつですね。

食べログとかだと、色々な検索が無料でも出来ますが、ランキング順で並べたい時は有料会員じゃないと出来ない。とか、

navitimeとかも渋滞予測含めて所要時間を出したいなら有料会員で。なんてのもあり、色々なモデルが出回っていますね。

ジレットモデル(餌と釣り針)

剃刀の刃で有名なジレットが有名ですが、剃刀本体は原価割れくらいの値段で売り、固定のインターフェースで作られた替え刃をそのあと購入させて儲けるモデルですね。

一時期の携帯電話も0円でバラまいて月額の通話料で儲けるということを各社やってましたね。

既存ビジネスはフリー戦略に置き換えられる

セロタイ

フリー戦略、聞いてみると結構知っているモデルだったでしょ?

ゾンビさん

たしかにそうですね。

セロタイ

これってさ、モデルだけ転用して他のビジネスに適用することが出来ると思うんだよね。

ゾンビさん

へぇ!例えばどういうのですか?

セロタイ

例えばあるスーパーがさ、普段の食料品とか日用品を月いくら以上買ってくれるなら毎月何回か育児所がタダで利用できるとか。そしたら囲い込みが出来るでしょ。

ゾンビさん

託児所は保育施設としての許可制だったりハードルはありますけど、面白いですね。

セロタイ

あとはお肉を渡したらお魚がもらえるとかさ。

ゾンビさん

それは古き良き物々交換!

セロタイ

まぁなんにせよ、価格競争でジリ貧になるくらいなら、いっそのことタダにして別の収益モデルと組み合わせた方が良さげなのでは?って話です。

ゾンビさん

ライバルは面食らうでしょうねぇ。

 

 

高価格によってお客様が離れていかない為に

フリー戦略、お金を払う人によって多くのお金を払わない人へのサービスを維持するモデルの為、顧客の数が非常に重要になってきます。

それを逆手にとって、すでに価格競争やスペック競争をして、顧客が必ず存在するという市場に対してこの手法を持ち込むのはまだ戦術として成り立つタイミングであると言えます。

しかし、基本部分や一部をタダにすることで、逆にお金を支払わせる部分の価値の判断基準が厳しくなることも確かです。

モデルを提供するだけで儲けられるような仕組みにすることは難しいですが、一つの戦略のバリエーションとして知っておいて損はないと思います。

 

 

 

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