リーダーが優先して時間を割くべきタスク5選
リーダーのタスクは数多く存在する
リーダーは忙しい生き物です。
社内でのリーダークラスとなると、仕事上のリーダーにプラスして、管理職としての職制上司も兼務していることが多く、そのタスクは非常に多いと言えます。
そのすべてのタスクを同じ要領や力加減で取り組むことは非常に難しいと言えます。
今回は、リーダーが特に注力し、時間を割くべき5つのタスクを紹介していきたいと思います。
しかし、リーダー役のすべての人が例えば事業創出や事業の深耕に携わっているわけではないので、色々な業務に適用できるよう、出来るだけ包含的な表現でのポイントを表していきたいと思います。
5つのポイントは、
1.新たな方向性や可能性を見い出す
2.プロセスを変える取り組みにメンバーを参加させる
3.プロセスが変わっている状態を見える化する
4.外部の知見を取り入れる繋ぎをする
5.メンバーの自発的な成長を促す
これらについて、紹介していきます。
リーダーが優先して時間を割くべきタスク
新たな方向性や可能性を見い出す
1つ目は、新たな方向性や可能性を見い出す。です。
リーダーは業務処理能力が高かった成果を買われ、そのポジションについた可能性が高いです。
目の前の仕事を処理する能力が高いと言えるでしょう。
どうしても自己効力感や、生産活動を行っているという実績が欲しく、作業をしてしまいがちですが、こういったリーダーは2流と言っても良いでしょう。
リーダーが優先して時間を割くべきは、その仕事や事業の新しい方向性や可能性を見い出すという事です。
それが例え既存事業の継続だとしても、
「事業自体は延長線上でも、原価を半分にするような可能性はあるのか。」
「既存事業を応用して別の事業への転用が出来ないか?」
などを考えたり、日々の活動の少し先を描いた取り組みを見い出すことに注力すべきなのです。
かといって考えるだけではなく、具体的な行動が必要なんだけどね。
理解を得られないメンバーからの白い目線に耐えるメンタルも必要かもね。
プロセスを変える取り組みにメンバーを参加させる
2つ目は、プロセスを変える取り組みにメンバーを参加させる。です。
1つ目の変革を描いて行動するには、メンバーの協力も当然必要です。
オペレーターは変革を非常に嫌います。
この取り組みへ前向きに参加させることは非常に難しいことではありますが、リーダーはメンバーに対し、そのような働きかけに時間を割くべきなのです。
えー。仕事の内容、また変わるんですかぁ?
常に変えていかないと、事業や会社自体がなくなったりするのよ!
いずれにしても給湯室での噂話さえ出来れば私は満足ですけどね。
ノーコメント!
プロセスが変わっている状態を見える化する
3つ目は、プロセスが変わっている状態を見える化する。です。
変化させてプロセスが効力を発揮しているのか、実際の状況が見えないと活動は長続きしません。
例えばトップダウンでの業務改革をするに当たっても、それを回していくのはメンバーです。
彼らの活動が停滞すると、どれだけ良い未来像や方向性を描いていたとしても成功には導けません。
状態の見える化にも、リーダーは時間を割くべきなのです。
手触り感が無いと、趣味だって長続きしないじゃん?
お、ブログは手触り感が出てきたんですか?
…。
無いんだな…。
外部の知見を取り入れる繋ぎをする
4つ目は、外部の知見を取り入れる繋ぎをする。です。
組織は業務を遂行していくと、メンバーはどうしても近視眼的且つ内向きになり、視野が狭くなってしまうものです。
それをリーダーは外部のネットワークや、社内だとしても畑違いの別の領域のネットワークとの繋がりを持つことで拡げていきます。
自分たちの普通は別の人からすると新しいやり方であったり、発見であることが多いのです。
そうすることでチーム全体の成長や個人のキャリアの可能性を拡げていくことに繋げます。
「転用」の効力って、結構エグいんだよ。
たしかに、「他所ではそうやってるんです」は、説得力もありますよね。
メンバーの自発的な成長を促す
最後の5つ目は、メンバーの自発的な成長を促す。です。
メンバーを通して成果を上げる為、自身がどう働きかければメンバーが自発的に成長するのかに時間を多く割くべきです。
難しいのは、特に日本人は社会人になってから殆ど勉強せず、仕事を通してスキルを身につけていくことが殆どです。
その為、与えた業務が即している場合は良いですが、そうでない場合にどう関与するかが非常に難しく、工夫が求められます。
自発的なってのがポイントだね。
5つのポイントの中で一番難しいのではないでしょうか。
リーダーは取捨選択の連続
リーダーはタスクを選べる立場でもあります。
その中で、何を選択するかは非常に重要な判断となります。
今回紹介したポイントを参考に、正しい優先順位を模索してみて下さい。
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