薩摩の教え・男の順序は人事評価と同じだった件
人事評価のイメージ
成功したものが評価されるのはイメージしやすい
一般的に、人事評価と聞くと如何に成果を出したか、携わった取り組みが成功したかが問われると思います。
もちろんそれは正しいのですが、本当に「成果を出す=人事評価が高い」というだけで判断されているのでしょうか。
明らかに事業として成立しており、短期的なスパンでみると収益を上げる仕組みになっている場所にアサインされた人は何もしなくても高評価?一概にそうとは言えません。
今回は一般企業の人事評価にもある程度考え方が通じる、薩摩の教え・男の順序(今回性差は関係なし)を紹介します。
薩摩の教え・男の順序
薩摩の教えとは
これから紹介する5つの順序は、薩摩藩の島津家に伝わる教えです。
■薩摩藩:薩摩藩(さつまはん)は、江戸時代に薩摩・大隅の2か国及び日向国諸県郡の大部分を領有し、琉球王国を支配下に置いた藩。
現在の鹿児島県全域と宮崎県の南西部を領有したほか、間接的に沖縄県の大部分を服属させた。
■島津氏:島津氏(しまづし)は、日本の氏族。鎌倉時代から江戸時代まで続いた、薩摩を根拠地とする大名家のほかに、多数の分家がある。
通字に「忠」「久」(初名も含めると基本的な通字は全時代を通じて「忠」の字が多く、江戸時代初期までは執権や将軍の偏諱を受けた場合に『「偏諱」+「久」』が多い。
明治以降現在は嫡男に「忠」、次男に「久」[1])を用いる。
また、公式文章の面では「嶋津氏」の表記を用いられてきた。本項は主に、薩摩島津氏を本流とした記述である。
他に鎌倉以来、越前島津氏、信濃島津氏、若狭島津氏、江州島津氏、播磨島津氏などの支流家が存在する。
引用:wikipedia
1.何かに挑戦し成功したもの
順序の最初に書かれているのは「挑戦」です。ビジネスシーンでいうと、既存事業の継続や従来のやり方ではなく、リスクを伴う変化を経て、成功したものが一番評価されるべきだと書かれています。
またこの成功というのは一過性のものではなく、利益を上げ続ける仕組みを構築したと読み替えた方が良いです。これが一番評価されるのは納得ですね。
2.何かに挑戦し失敗したもの
次に評価されるのが失敗。失敗しているのに上から2番目の評価?と思われるかもしれません。
しかし、それだけ挑戦というものが大切だと説いているのです。
そして、それだけ挑戦する人がいないという裏返しとも取れます。
一般的に新しい事業が明確に成功する確率は1割にも満たないと言われている中、多くの企業が抱えている問題として既存事業、製品やサービスでは事業が成り立たなくなるのが見えてきており、リスクをとってでも挑戦する必要性があるのですが、400年前からこのメッセージの大切さが説かれているのですね。
3.自ら挑戦しなかったが挑戦した人の手助けをしたもの
餅は餅屋という言葉もありますが、全員が全員新しいことに挑戦するわけにはいかず、時にはサポート役も必要となります。
3番目は、新しいことに挑戦する人を手助けした人が評価されていると言われています。
当然、自分の役割の中で新しいことに挑戦し、成長することが重要ですが、堅守する部分や、強みを活かしてサポートすることも重要だということです。
4.何もしなかったもの
何もしなかったものというのは、仕事を何もしないというわけではなく、成長や新しい挑戦をせず、現状の維持を行っているもののことをいいます。
現状維持は後退と同等という言われ方もしますが、今ある枠組みの中でも効率化やより価値を高める工夫をすることが重要だと言えるでしょう。
5.何もせず批判だけしているもの
自分で挑戦するわけでもなく、挑戦する人を第三者的に批判したり、評論する人は評価されないということです。
傍観者には価値はありません。
既得権益の奪い合いや、意味のないポジション取りだけに執着している人は人事評価の上でも淘汰されていくでしょう。
内容はわかるけど、男の順序とか言っているネーミングは時代遅れよね。今なら女性だって当てはまるわ。
そうでうね、それは同感です。
それに、私が下す男の順序は全く別ものだしね。
そうなんですね、ちなみにどんな順序なんでしょうか!
まず最初に年収が二千万であること。次が家事を全部請け負ってくれて3つ目は…。
それは彼氏の条件順序!!
今も昔も変わらないもの
挑戦する人を評価していきたいというメッセージは今も昔も存在ます。
成果主義と言われていますが、多くの企業でストレッチ目標の大切さ、そしてそれが人事評価に繋がる仕掛けを準備しようとしていますし、
より多くの人が挑戦する機会に恵まれていくような社会にしていきたいですね。
人事評価をする側のポイントは、以下の記事で紹介しています。
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