リーダー2.0に備わっているべき3つの条件

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リーダーに備わっているべき3つの条件

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リーダー像は変化している?

「リーダー」と聞いてどういう人を思い浮かべるでしょうか。

経営者でいうと、パナソニックの創業者である松下幸之助とか、アップルの創始者であるスティーブジョブスなどを思い浮かべると思います。

政治でいうとアメリカのトランプ大統領などは強力なリーダーという印象が強いのではないでしょうか。

一方、新しいリーダー像が変わってきているという声もチラホラ聞くようになりました。

決断力があり強権を発動して方向性を導き出すのではなく、リーダー2.0は弱さを兼ね備えているなど。

しかし、普遍的な要素もいくつかあります。

今回は時代が変わってもリーダーに備わっているべき条件を紹介します。

リーダーに備わっているべき要素

では、リーダーに備わっているべき3つの要素を紹介していきます。

やる気・モチベーションを高める

一つ目は、「やる気・モチベーションを高める」です。

リーダーは人を動かして成果を創出するものです。

成果の創出において重要な要素とは何でしょうか。

単純作業や定常業務であれば、RPAなどのロボットを用いた自動化が進んでいくでしょうが、それを最初に生み出す、価値を創出するのは今後も人であることに変わりはありません。

その「人」が価値を生み出すうえで重要な要素は、モチベーションであることは間違いないでしょう。

イギリスのウォーリック大学の研究によると、社員が幸福を感じている会社は生産性が12%UPし、逆に不幸せに感じている会社は10%DOWNするという結果が発表されています。

優れたリーダはこのモチベーションの高め方が上手く、メンバーが自らやる気を生み出しています。

幕末の志士、長州藩士である高杉晋作は「おもしろきこともなき世をおもしろく」という名言を残しました。

やる気やモチベーションは内側から湧いてくるものでです。

優れたリーダーはモチベーションを下げている要因をみつけ、除外する力に長けています。

困難な時にこそ発揮する信頼関係

二つ目が、「困難な時にこそ発揮する信頼関係」です。

優れた成果や価値創出にはリスクや失敗がつきものです。

逆にいうと、リスクのない仕事が生む成果には限界があると言えます。リスクがある取り組みを行うのはチャレンジが必要で、すべてのチャレンジが成功することはなく、失敗の方が多いと言えます。

また、結果的に成功した取り組みもずっと順風満帆だったわけではなく、困りごとや課題・問題は数えきれないほど発生します。リスクがある取り組みにチャレンジする上で、リーダーはどのような関わり方をしているでしょうか。

「この人は絶対に困ったときに裏切らない。」「この人は梯子を外す人ではない。」という安心感、信頼関係が結べていることが必須条件です。

こういった安心感がないと、メンバーはチャレンジをせず、結果、リスクのない小さな成果しか出せず、大きな成果を生み出すことが出来なくなるのです。

成果と結果を出し続けている

三つ目が、「成果と結果を出し続けている」です。

やる気やモチベーションを上げ、優れた信頼関係を結べていても、成果や結果を出せていないリーダーの組織は長続きしません

現実問題、仲良しこよしだけではうまくいかないのです。

成果や結果とは何でしょうか。

会社組織では単純に利益をどれだけ生んでいるかでしょう。

ただし、既得権益の奪い合いや、社内政治だけで得たものではなく、市場に価値をもたらし適正な利益を確保し続けるということです。

こういった結果が伴うリーダーのもとでは、メンバーも相応の評価を受けることが出来る為、人事評価と価値生産活動の好循環が生まれるのです。

リーダーに備わっているべき要素(番外編)

圧倒的な毛量

リーダ2.0は弱さを兼ね備えている。まさに至極のウィークポイント。

これはある人が、「髪の毛の多い順で役職が分けられている」と感じざるを得ない組織図を実際に見たことがある為に広まっている嘘です。

圧倒的嘘。毛量から侘しさしか感じない部下が圧倒的な毛量を誇る上司に怒られている姿はホントもう「日本のお父さんがんばれ!」と叫びたくなります。

「俺のこと、KINGって呼んでいいよ」とフランクに話しかける

誰もリーダーって言ってくれないなら、自分から能動的に伝えちゃえという固い意志が感じ取れます。

「え?いいんですか?KINGって呼んじゃって!ありがとうございます!」と、

目をキラキラさせながら答えてくれる可能性がツチノコを発見するくらい低いのでぜひやめておきましょう!

全員年下と集めた上で「昔は中1からしたら中3って神だった」という持論を展開する

「マジで話しかけてること自体、次世代リーダーじゃね?」というアピールを全面に出すこの手法、年功序列の申し子と言っても過言ではないです。

こういう人は、誰一人自分を尊敬していないことにも気が付かない天才的な鈍感力を兼ね備えている可能性も高いでしょう。

普遍的な要素を持ち合わせ、適応力のあるリーダーに

リーダー像は時代時代で語られていますが、普遍的な要素があることも確かです。

情報技術が進化し、変化がどんどん早くなっていく時代に必要なリーダーは、普遍的な要素を持ち合わせながら適応力が求められます。

変えるべきではないものの軸をしっかりと持ちながらも自分が変わり続けられるリーダーを目指していきましょう。

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