仕事を円滑に進める為には信頼関係の構築が先決(論語に学ぶ)

困ったわ。あぁ困った。

マダム、どうしました?

お金が余っちゃったもんだから元気のよさそうな会社買ったの。そこの従業員が思ったより真面目に働いてくれないの。

富豪の道楽かな…。

それは大変ですね。従業員の方とはどんな対話されているんですか?

た…いわ?

従業員との話し合いですよ!ボスが急に変わったんだから自分がどんな人かちゃんと伝えないと。

あー対話ね!そんなのしてないわよ!

え!?

だって私は時間に融通が効くタイプで有名じゃない?セレブのランチ会とかちょこちょこ顔出さないといけないし。

それが原因じゃないですかね。。

でもちゃんと就任日に全員集めて言ったわよ!「今日からは私があなた達のボスだから。身を粉にして頑張りなさい!」って。
何をするにも信頼関係という「繋がり」が必要
例えばスマホを充電するにもその機種で必要なケーブルを電源に繋げないといけないですし、このサイトを閲覧するには、インターネットに繋げなければなりません。
また、これらの繋ぐという行為自体も、スマホの充電なら接続のインターフェースが想定通りか、インターネットのサイト閲覧なら証明書やプロトコルが正しいかなど、やり方は違えど相手の信頼性を確認しています。
このように、ありとあらゆるものの相互作用には信頼が伴った繋がりが必要だとも言えるのです。
当然人と人との繋がりにも信頼が必要
これは非常に単純な事でもあります。もしあなたが支持に従う上司を選ぶとして、信頼してる人と信頼してない人、どっちにしますか?
当然信頼している人を選ぶと思います。
これは想像以上に基本的且つ大切な要素で、論語にはこのように表現されています。
信頼についての論語の教え
子夏が曰く、君子、信ぜられて而して後に其の民を労す。未だ信ぜられざれば則ち以て己れを厲(や)ましむと為す。信ぜられて而して後に諌む。未だ信ぜられざれば則ち以て己れを謗(そし)ると為す
意味としては
子夏が言った。君子は人民の信頼を得てから初めて、その後に人民を働かせる。まだ信頼されていないのに働かせようとすると、人民は自分を苦しめるのだと思うものだ。君に仕える時は、君から信頼されて、その後に忠告は行うので。未だ信頼されていないのに忠告をしようとすると、君子は自分を非難しているのだと思うものだ。
真心をもって信頼を得る

なるほどね、大事なことに気が付かされた気がしたわ。

学びがあったようで良かったです。

これからは最初にちゃんと対話することにするわ!

いいですね!

ええ、「先にあなたの信頼を買いたいんだけど、いくら?」って。

信頼を得るにはまだまだ時間掛かりそうだな…。

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