部下に仕事を任せる時のポイント3選
仕事がデキる人が成果を出し続ける為には、人に仕事を任せるという力が非常に重要になってきます。
今回は仕事を任せる上での基本となる考え方や技術について紹介していきたいと思います。
ポイントは、
「なぜあなたじゃないとダメなのかを明確にする」
「旨味のある仕事に変換する」
「スキルに合わせた考える余地が残っている」
です。
この3点で全部理解できた人はページをそっと閉じてOKだよ!
凄い!キングオブ時短!
仕事を任せる時のポイント
なぜあなたじゃないとダメなのかを明確にする
1つ目は、「なぜあなたじゃないとダメなのかを明確にする」です。
誰がやっても良いような、雑務を喜んで受ける人は稀です。
仕事においての自己効力感を満たすには、その人に頼みたい理由を明確にして適切に伝える力が必要なのです。
それは「今後自分のポジションを担って欲しいから」「スキルが非常にマッチしていて、他に適任者がいないから」「精度の高いアウトプットが必要とされる場面だから」など、いくつも存在するかとは思います。
人となりや、嗜好にも合わせたコミュニケーションでそれを伝えて下さい。
たまに役職が偉いからって部下を道具のように扱って指示を出す上司がいるけど、そのうち人事評価もAI化されていくときっと淘汰されていくと思うよ。
結局、人と人で仕事をしてますからねぇ。
旨味のある仕事に変換する
2つ目は、「旨味のある仕事に変換する」です。
ここでいう旨味というのは、人それぞれ相手の為にカスタマイズされたものである必要があります。
例えば定例会議の資料作成であれば、
技術専門性に興味がある部下:集計の自動化ツール作成を副産物として依頼
事業や経営に興味がある部下:その仕事の位置づけとマネタイズの仕掛けの伝授と引き換えに依頼
あと、有給休暇に興味がある部下の場合は、2日かけて作る所を1日で完成させたらもう一日は有給消化に使うように依頼すればいいかもね。
普通にツッコもうかと思ったけど、実際に居そう!!
ポイントとしては、「自発性をどのように生み出すか」ですね。
やらされ仕事ではやる気も起きませんし、生産性も上がりませんからね。
スキルに合わせた考える余地が残っている
1つ目は、「スキルに合わせた考える余地が残っている」です。
これは仕事を振る方としては結構難しく感じるかと思います。
自分と同等もしくは上のスキルの人に、あれこれ細かい所まで指示を出すこと、もしくは新入社員レベルのスキルの人にザックリ概要だけ伝えて依頼する事が間違っている事は想像しやすいでしょう。
しかし、実際は自分の思っている以上にこの匙加減は、相手とのギャップがあるのです。
単純に「力量」という一括りに出来るものでもなく、
論理構成力、分析力、資料化のデザイン力、コミュニケーション力等、数多くのスキルの中から、それぞれの力量が人によって違うのです。
人によって関与度を変える必要もあるよね。細かく口出しされるのを嫌がる人もいるしね。
私はどんどん関与してもらいたいな。何なら代わりに資料を作ってくれるくらいの上司がいいわね。
余計に手間!
そもそもなぜ仕事を任せないといけないのか?
ではなぜ仕事を部下に任せる必要があるのでしょうか。
単純に仕事の分担という言葉でくくってはいけません。
自分でやらないことを決め、捻出した時間を組織や事業の為に還元できるコトに使う
という事が大切になっていきます。
例えば、数か月、数年先の準備を行ったり、この先仕事を円滑に進める為の人脈作りや情報収集に使ったりなどです。
断られた時のポイント
上司から部下への仕事の割り当ては、基本的には命令なので断ることは出来ませんが、作業のお願いなどもすべて受け入れてくれるわけではありません。
時には断られることもあるでしょう。
断られた時には、次のようなポイントには気を付けておいた方が良いですね。
・なぜ断らざるを得なかったか相手の立場で考えてみる
→上司からの仕事を断るには相応の理由があるのかもしれません。断られたことに感情的になったり、ショックを受けてしまう人もいるかもしれませんが、まずは相手の立場に立って理由を想像してみましょう。
・受け入れてもらう為に必要な条件を聞き出す
→これは、今回紹介した3つのポイントがクリア出来ていたかのチェックにもなります。相手の旨味を考えたつもりでもそれが実は独りよがりだったということもあります。
条件を再確認して提示すると受けて貰える可能性もありますね。
・自分が楽をしたかっただけじゃないかを振り返る
→時折、部下を使って自分が楽をしたいと思う人が存在しますが、それは部下には簡単に伝わってしまいます。部下に任せた時間を使って自分が何をしようとしているか、一度振り返ってみるべきでしょう。
任せ上手は仕事上手
仕事のデキる人はほぼ間違いなく、仕事を任せるのも上手です。
今回紹介した3つのポイントを押さえ、実践していきましょう。
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