社畜必見。関係性を築いておいた方がいい社内キーマンの見つけ方

仕事術
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社畜必見。関係性を築いておいた方がいい社内キーマンの見つけ方

社内キーマンの重要性

根回しや社内政治、社畜をやっている方はこれらの重要性は身に染みていると思います。社内の稟議を通す時の上位上司、部下の査定評価の上申における最終決定者、技術面の相談相手…。「あの人を通しておけば上手くいったのに…」という状況におかれ、辛酸をなめた人も多いのではないでしょうか。決定者が上位上司など、わかりやすい場合は良いのですが、今回はあえてそういう人ではない、「影のキーマン」にスポットを当て、その人を探すテクニックを紹介します。

影のキーマンとは

影のキーマンは何種類か存在します。ざっと挙げると「上位者の懐刀」「スペシャリスト」「情報通で伝播役」「エアリーダー」です。今回はそれぞれの特徴と役割、見つけ方を紹介します。

「上位者の懐刀」

何かを決定する際、上位者は当然自分の経験や知識を軸に考えますが、すべての決定事項の判断を自身の引き出しだけで行えるわけではありません。大抵、社内の上位者は3人くらいの懐刀、右腕と呼ばれる人を抱えています。特にこの中で「懐刀」と呼ばれる、知謀にたけて計画を考えるような人が重要になります。この人の考えや戦略をいかに理解し、それに沿った論理展開を準備しておくかは稟議や上申を通す上で重要になります。

この懐刀の見つけ方は、上位者のスケジュールで定期的に個別のミーティングを入れていることが外形的に判断できるポイントのひとつです。

「スペシャリスト」

これは実際の仕事を完成、成功させる為の蓋然性を高める為に必要な人材です。大抵の仕事は限られたリソースでの遂行を要求される場合が多く、識者からみたら「なんでそんなやり方しているの?」というような状況に陥っていることが往々にしてあります。こういったことを未然に防ぐだけで成功率がグッと高まるのですが、この時重要なのがこういったスペシャリストの存在です。一般的にはフォーカスグループだったり有識者会議だったりでこういった内容を確認することが多いのですが、そのような仕掛けが無い場合には自分の関係性を使って確認しておけるようにしておきたいですね。俗にいう「お墨付き」ってやつですね。このスペシャリストの見解は稟議や上申の際にも大いに役立ちます。

このスペシャリストの見つけ方は、難関プロジェクトにちょこちょこ顔を出させられていることが多いので、難易度の高い仕事を渡り歩いている人を洗い出してみることがひとつです。また、この手の人は管理や経営にあまり興味がない場合もあり、管理職前またはエキスパート方面の役職についている人というのも候補を絞るポイントになります。

「情報通で伝播役」

これは今まで紹介した2つを探し出すのにも有効な人なのですが、情報は早く仕入れておくに越したことはありません。特に悪い情報を先に手に入れておけば、それに向かった対策が事前に準備できる可能性があります。伝播役というのは、良い面も悪い面もありますが、直接言われるより第三者を通して褒められた方がより心に残るロジックと似ていますが、皆の総意のような位置づけの伝わり方をさせることが出来るメリットがあります。ただし、注意点としては伝達経路や順番を間違えてはいけない場合があるものは、こういった伝播役に伝えるのはデメリットになる場合があるので気を付けましょう。

この情報通で伝播役の見つけ方は、会社の中の横断的な仕事に携わっている人や、経営や事業方針決定にかかわるワークをやっている人を探すとよいでしょう。(予算管理など)「いろんな情報が集まってそうな人は誰?」を聞いて回ってもすぐ見つかります。

「エアリーダー」

最後はエアリーダーです。仕事を進めるうえで、オンの話とオフの話をうまく切り替えるのは、円滑に進めるうえで重要な要素なのですが、こういった際に使えます。いわゆる「共通の友人」に近い存在ですね。釣りバカ日誌のハマちゃんみたいな。一方、ちょっと仕事上おっちょこちょいだけど憎めない人みたいな存在も、チーム全体の空気感を柔らかくするのに貢献してくれます。安心して働ける環境づくりは、仕事の成果を高めるうえで非常に重要な要素ですからね。

このエアリーダーの見つけ方は、仕事上はあまり目立たないのになぜかゴルフコンペに毎回呼ばれているとか、宴会の時にキーマンがなぜかよくイジッているとか、オフっている場面で存在感が増している人を探し出しましょう。

 

社内キーマンを見つけたら

キーマンと呼ばれる人だけでなく、まずは自分がその人の何にどう貢献できるか、協力できるかをきちんと提示できる準備をしておくことが重要です。ネットの掲示板によくいる「クレクレ君」みたいになっては良い関係性が築けません。関係性を築くためにも自分が出来る、自分にしか出来ない武器は常に磨いていきましょう。

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