チーム力を高めるには、リーダーは方針を伝え続けなければならない

仕事術
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チーム力を高めるには、リーダーは方針を伝え続けなければならない

チーム力とは何か

チーム力というと、何だか定性的でどういったものか想像が難しいですが、どういった印象を持つでしょうか。日曜劇場で出てくるような熱い会社や組織を想像したりする人は多いと思います。定量的に測定出来ず、少しわかり辛いですが、チーム力が目標を達成する上で非常に重要な要素だという事は誰しもが感じることだと思います。今回は、このチーム力を高める為にリーダーがもっともしなければならない、「方針を伝え続ける」ということを紹介していきます。

方針とは

方針:ある事をするのに当たって定めた、その行動や処置の方向・原則

会社や事業部体、グループなど、ミッションを持って活動する上でその行動の方向を示したり、原則を示すものだということですが、日々、方針を常に意識するような業務は少ないと思います。「この資料作成はうちの会社の方針にしたがって〇〇を実現しようとしていて、その先には笑顔で待っているお客様が。むふふ。」なんて考えながら仕事している奴はヤバいですよね。本質的には正しいのですが、方針の存在意義とは何でしょうか。一つは「判断基準」ではないでしょうか。事業を遂行する上で判断を求められることは多々あります。方針とは、それを決める上で大切にする考え方が集約されたものだとも言えます。例えば、年度や半期の予算の遂行がある中で、自社の方向性とは全然違うがかなりの売上が見込めるAという仕事、自社の方向性とマッチしているが現時点の売上があまり見込めないBという仕事、どちらを選ぶか判断する際に方針を基準に考えたりするのではないでしょうか。(会社は存続し続けていることが最低条件なので、Aに飛びついてしまうこともあるでしょうが。)

方針は簡単に伝わらない

あなたが所属する組織の方針を述べよ。と言われた際にパッと答えられるでしょうか。きっと答えられない人が多いと思います。しかし、質問を変えて「方針が浸透していることは大事だと思いますか?」と聞くと、最初の質問より多くの人が「その通りだと思う」と回答すると思います。あるべき姿としては方針が浸透している状態だと理解している人は多いですが、それが伝わっていないという現実なんだと思います。

ではなぜ方針が伝わらないのでしょうか。

一番の理由は「伝言ゲームになりがち」というものがあると思います。大きな会社では日々社長などの経営者が末端の社員と会話する機会は殆どないです。経営者→事業本部長→事業部長→部長→課長→係長→主任→担当というような組織構造だった場合にはこの伝言ゲームで方針が歪曲されて伝わりそうなのは簡単に想像できますよね。しかも伝える際にはその人の解釈が入ってしまいますし。

伝言ゲーム

セロタイ
セロタイ

この会社の方針は「ちょっとのクスッを使って、本質を世に届ける」です。

 

 

セロミ
セロミ

なるほど。最後聞いてなかったけど、なるほど。

 

セロミ
セロミ

この会社の方針は「ちょっとのクスッを使って、何かを世に届ける」よ。

 

 

マダム多加子
マダム多加子

何かってのは、きっとラグジュアリーな絨毯ね。

 

 

マダム多加子
マダム多加子

この会社の方針は、「ちょっとクスッと笑える、ラグジュアリーな絨毯を届ける」よ。

 

 

銀七先生
銀七先生

なるほど、完璧に理解しました。

 

 

銀七先生
銀七先生

この会社の方針は、「ちょっと笑えるラグジュアリーな人という字が書かれた絨毯」なんですね。

 

 

セロタイ
セロタイ

銀七先生…方針を噛み砕くとその通りだよ!!

 

ゾンビさん
ゾンビさん

合ってるんかぁぁい!!

方針を伝えるには、リーダーは言い続けなければならない

会社の方針もそうですが、あるプロジェクトにおけるリーダーも方針を立てた際には「言い続ける」という事が大切です。これを徹底できるかどうかが小さな行動の差を生み、小さな行動の差が大きな成果の差になるのです。紙一重という言葉がありますが、どんな世界でも成功と失敗の差は紙一重で決まる場合があります。この紙一重の差に泣かされないように、小さな積み重ねを大切にしていきましょう。

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