仕事がデキる人は後悔をせず反省を毎日3回する(論語に学ぶ)

論語
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仕事がデキる人は後悔をせず反省を毎日3回する(論語に学ぶ)

毎日何かしら反省のキッカケがある

銀七先生

またやってしまいました。

セロミ

銀七先生、どうしたの?

銀七先生

朝のホームワークが盛り上がって盛り上がって、下校時間になってしまったのです。

セロミ

話が長い先生ってキツいわよね。後悔しているの?

銀七先生

いえ、後悔はしていないですねぇ。反省はしていますけど。論語には曾子曰く…

セロミ

うわぁ、長くなりそう…。

論語に学ぶ反省

 

論語には、このような教えがあります。

曾子曰く、吾(われ)、日に三たび吾が身を省みる。 人の為に謀りて忠ならざるか、 朋友と交わりて信ならざるか、 習わざるを伝うるか。

 

現代語訳としてはこのような意味です。

曾子が言った。私は日に3回我が身を振り返ります。1つ目は人の為に真剣に物事を考えて良い助言が出来たかということ。2つ目は友人と接するときに誠意を持って対応しただろうかということ。そして3つ目は自分がきちんと理解できていないことを、中途半端に人に教えはしなかっただろうかということです。

 

質のいい反省で仕事力も上がる

反省といっても、「今日もダメ人間だった…。」なんて後悔だけで終わらせるようなものではなく、今日やった主な行動や考えに対して、評価し、改善余地があることに対して問題の理由を考え、次からどのように出来るかの宣言を自分の中で行うというものです。

振り返りの為の簡単なフレームワークを紹介していきます。

KPT法(ケプトほう)とは

一人でできる反省会で利用できるフレームワークとして、KPT法というものがあります

。KPTはそれぞれ「K:Keep(今後も継続したいこと)、P:Problem(問題点)、T:Try(これからやっておきたいこと)」を表しています。

フォーマットとしては以下のようなものです。

Keep(今後も継続したいこと)

・会議で全員に発言させた

・感情的にならずに議論できた

 

Try(これからやっておきたいこと)

・ファシリテーション技術の習得

・相手の本音を引き出す傾聴の実践

Problem(問題点)

・会議時間を超過した

・最終的に結論が出なかった

これをすることで、良い点、悪い点、今後のアクションを網羅的に考えることができるメリットがあります。

進め方としては、最初にKeep、次にProblem、最後にその二つを元にTryを考えるという感じですね。

出来れば最後のTryを行動計画にまで落とし込むのが理想ですが、毎日実施、これを継続するにはノートにメモレベルで書くくらいから初めてもいいかもしれませんね。

毎日することが大切

継続は力なり、は誰しもが知る言葉ですが、一流のアスリートや結果を残している人は皆すべからく質の良い反省を毎日しています。

これを継続していくことで、今の自分には届かない場所に行くことができるのです。

銀七先生

…ということなんですよ。

セロミ

毎日反省しているのに朝のホームルームが丸一日かかるって、相当重症よね。

銀七先生

そうは言いますけど、赴任当初は三日三晩掛かってたんですよ?心配になった親御さんが迎えに来るくらい。

セロミ

すっごく成長しているけど根本的に向いてない。

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