言ったもん負けを排除して本当に活性化された組織にする

仕事術
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言ったもん負けを排除して本当に活性化された組織にする

言ったもん負けとは

「言ったもん負け」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?私はこれを初めて聞いたのは10年以上前、もう少し若手のピチピチした時に、ある人から聞きました。

さまざまなステークホルダが存在する仕事、現場からすると「あの部分、このまま進めてて大丈夫だろうか…。」とか「なんでこんなやり方しているんだろう…」とかを感じる場面がいくつかあります。でも上の人達や別の関係者はそれを見て見ぬふりしているのか、誰も提言しない。「それな、気が付いてても誰も言わないんよ。言ったらもっと上から「じゃあどうすればいいと思っているのか? 関係するステークホルダを調整して、お前がやれ」って言われるからね。でも今の仕事の範囲やスケジュールは一切動かせないからね。どのステークホルダも自分の範囲を守ろうと必死なんだよ」

これは非常にマズい状態です。

「ここがおかしいのに…。」は時折、非常に本質的だったり、ビジネス上の本懐だったりします。
これを見過ごして進めることで得られるものの価値は何でしょうか?
「提言したら仕事が増えて部下を守れなくなる」「自分がやらされて今抱えている作業が終わらなくなる」というものとはそもそもビジネス上の大きな目標と天秤に掛けたらいけないものだと思いますが、それをそうさせてしまっている組織は非常に悪い状態になっているのです。

こういったものを排除するにはどうしたらよいでしょうか。

言ったもん負けを排除するには

リーダーが組織運営を行うにあたって、言ったもん負けが起きない職場はどのようなものでしょうか。

「風通しの良く、なんでも言い合える職場」

これは理想的ですね。でもチームがすでに出来上がっている職場に後から入っていった場合などは簡単にこうはいきません。この職場を作り上げる為に何をすればよいでしょうか。「目的」「ルール」の2つのポイントがあります。

1.目的:ビジネス目標が関係者できちんとオーソライズされている

判断が必要な時、一番大切なことを関係者で共有されていることが必要です。これは繰り返し伝える必要があります。10回伝えても浸透していない場合は100回言えばいいだけです。逆に言うと、ここが浸透しているのに本筋を出せないという管理層がいるとすると、組織に悪影響を及ぼすだけなので、きちんと個別に説明して納得してご退場協力願いましょう。

2.ルール:「じゃあ君がやって」の禁止

目的が共有されても、自分だけが不利益を被るのであれば誰も提言してくれません。ここで必要なのがルールベースの運用です。何か提言があった場合に「じゃあ君がやって」と丸投げするのはNGです。適任者がいるか、もしくは本人がやらなければならない場合でも、今抱えている仕事の状況を鑑みて調整してくれるというプロセスがルール化されていれば、ある程度敷居は下がると思います。

まとめ

「言ったもん負け」は組織の悪習慣のサイン。目的の共有とルールの整備でより良い組織に変革させていきましょう!

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