仕事のデキる上司は部下を自発的に動く人間にする
情熱が無いと仕事は成し遂げられない
チャレンジングな仕事、過去の踏襲で再現できない仕事を成し遂げる為に一番必要な要素は何だと思いますか。
精神論的に聞こえてしまうかもしれませんが、それは明確な目標に対する情熱であると言えます。
今回は自ら燃える、そして部下を自ら燃える集団にすることの重要性とポイントについて紹介していきたいと思います。
うぉぉ!記事を書くこと燃えてきたー!
なんか昭和の熱血顧問みたいで暑苦しいわね。
熱量の重要性
冷めた空気間は伝播する
大抵の仕事はチームで実行しますね。皆さんの周りの仕事もそうでしょう。
そんな中、非常に冷めた人間がいることがあります。
そうするとチームの士気が下がっていく経験をしたことがある方は多いでしょう。
特に、熱量にギャップがある場合、熱量の高かった人からすると非常に嫌な気分になりますね。
仕事の生産性は能力×熱量と言っても過言ではありません。
京セラの創業者でもある稲盛和夫さんは、
「仕事の成果=熱量×能力×考え方」といっています。まさにこれを象徴した教えだと言えますね。
特にリーダの熱量が重要
その中でも特にリーダの熱量は非常に重要です。
例えば、学生の部活を考えてみても、やる気のない顧問の部活が全国クラスの実力を持っていることはまずありません。(もしそういう事例が一つでもあったら教えてください)
教える立場やけん引する立場の人間の熱力は特に重要なのです。
熱量だけではダメ。明確な目標設定が必要
むやみやたらに燃えてもダメ。目標設定が必要。
では、とにかく燃えるだけでよいのでしょうか。答えはNGですね。
先ほどの学生の部活であれば、例えばサッカー部であれば「選手権大会で優勝する!」という目標に対する熱量が必要です。
めちゃくちゃ燃え上がっていたとしても、キーパーが「とにかくネオタイガーショットを蹴れるようになる!」という目標だけに突き進んでいたら、チームプレーも出来ずに負けることは目に見えてますよね?
まぁそんなやつは試合に出させて貰えないですけどね!
明確な目標設定があり、個人の成長・行動目標がある
目標の順番としては、
それぞれ役割分担が違うので、まずは共通的な組織の目標
「選手権で優勝する」
が存在し、その下に個人それぞれの
DF「センターバックとして1対1の競り合いで絶対に負けない」
MF「パスの成功率を90%以上にする」
FW「ネオタイガーショットでキーパーの正面に蹴ってもゴールする」
などに噛み砕いいていくイメージです。
メンバーが自発的に熱量を高める為には
では、メンバーが目標に向かって、自発的に燃えていく為に上司はどのような関わり方をすればよいかのポイントについて紹介していきます。
責任や使命を与える
メンバーといえど、その仕事に対する責任は常に発生します。
そんな中で、「この部分は私に任された場所なんだ」ということをキチンと伝える必要があります。
与えられた部分に問題があっても全体への影響がないのであれば、部下が自発的に燃えていくとは考えにくいですね。
「自分がなんとかしなきゃ!」ってのはガソリンみたいなもんですからね。
考える余地と裁量の余地を与える
2つ目に重要なのが、そのメンバーが自ら工夫し、考える余地を与えるということ、そしてそれに対する裁量を与えるということです。
考える余地のない、こなす仕事で工夫するメンバーは特異ですし、実行するに当たっても何一つ自分で決められるものがない場合、その仕事にポジティブに取り組める人はいないという事です。
たまに、熱量たっぷりのリーダーで、全部自分のやり方でないと気が済まない人がいますが、こういった人は部下が付いてこずに失敗するケースを見かけますね。
熱意を持ってやろう!と言い過ぎない
これは一瞬「?」と感じるかもしれませんが、非常に重要な要素です。
度々「熱意」を口にしてしまうと、「熱意を持つこと自体」が目標になってしまい、空回りしていまうということです。
あくまで目標は目標であって、それに到達する為の行動力の源泉である必要があります。
目標を達成する為の熱意であることを忘れないように働きかけましょう。
野暮ったいしね。
その他のポイント
その他のポイントや注意点には、以下のようなもがあります。
・熱量の高いメンバーに周りを巻き込んでもらうと良い
・熱量の低いメンバーを見つけて考えをしっかり理解する
・率先垂範し過ぎると、窮屈になるので注意
・自己効力感や肯定感を感じられているかを把握する
最後に達成感を一緒に味わう
そして最後に重要なのが、達成感を一緒に味わうということです。
何事にも通じますが、ゴールの達成感を味わったことがなければ、それは長続きしません。
一緒にやり切った充実感を味わうことで、また次のチャレンジでも自発的にメンバーは燃えてくれるようになるのです。
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