忠信を主とし、己に如かざる者を友とすること無かれ
交友関係はその人を表す
論語に学ぶ教え、今回は交友関係についてです。
普段、どのような人と交友関係を持っているでしょうか。
うん、決して1グラム2万円もするような粉末のやり取りはして無いね。
黒い交友関係の話はしてません!
今回は論語のある一節から、交友関係について学んでいきたいと思います。
自分より優れている人と友達になれ!
というのは簡単にいうと、
考えや志、行動が尊敬できる人と密に付き合いましょう。
ということです。
忠信を主とし、己に如かざる者を友とすること無かれ
論語の中で、次のような一説があります。
忠信を主とし、己如かざる者を友とすること無かれ
現代語訳としては、
常にまごころと偽りのない心を持って人と付き合いなさい
自分自身より劣っているものを友人としてはいけません
というものです。
常にまごころと偽りのない心を持って人と付き合いなさい
忠信とは、忠義と信実という意味で、
これは友人関係以前に、人間関係の基本ですね。
「当たり前の事だから出来ているよ。」
と思う人が多いかもしれませんが、常に出来ているでしょうか。
警察も病院も無い島ってのがあってね。
なによ急に。
その島って、交通事故が起きたら大変だなぁって思わない?
思うけど、今その話関係ある?
実はその島、殆ど交通事故が無いんだ。
どういう事?
島の人間が、殆ど家族みたいなもんだからさ、家族を車で轢くわけにはいかないって、気を付けるんだよね。
なるほど。
じゃあ僕たちの町も、そういう気持ちで運転すればきっと事故は無くなるよね。
私たちは、常にはまごころを持てていないんじゃないか?ってことね。
たまにはイイこと言うじゃない!
いつもイイこと言っているつもりなんだけどな。
自分自身より劣っているものを友人としてはいけません
こちらは一見、正しいのか疑問に思いますね。
まず、「如かざる」とは「及ぶ」「匹敵する」を意味する「如(し)く」の否定形です。
つまり、「如かざるもの」は「劣っているもの」の意味という事です。
自分より劣っていると書くと、御幣を生むかもしれません。
ここで言っている劣っているとは、能力のことではありません。
考えや志のことなのです。
ドラマなどで
「あんな人間と付き合うんじゃない!」
みたいなセリフを聞いたことはあるでしょうか。
環境が人を作るというのは昔から言われていることですが、
この影響力は本当の大きいですね。
子供時代もそうですが、大人になっても付き合う人によって価値観や考え、行動が変わってくるものなのです。
「自分と親しい人間5人の平均年収=自分の年収」
これは聞いたことがあるでしょうか。
つるみの法則とも言われているのですが、普段密に関係している人と同じ年収レベルにいるということですね。
拝金主義の世の中では結構当てはまるのではないでしょうか。
親しい人間5人の平均年収か…みんないくら位?
700万くらいかしら…。
僕もそれくらいかと…
病気がちなんで650万…
学年主任なんで900万はありますね。
去年はそうね、30億くらいね。
ってことは約6億じゃないか!やったー!
こういう場合は中央値で計算して!!
付き合う人を選ぶより、付き合いたいと思われる人になる
自分より優れた人間と付き合うということですが、もちろん悪い人間関係を切るという側面もあるのですが、本質的には相手から
「この人と付き合いたい」と思われるよう自分の行動を変えるべき
ですね。
環境を変えて付き合う人を変える
自分の行動を変えるの一つ目、今の環境が辛い人にオススメするのは、
さっさと環境を変えること、または新しく一つ追加する
ですね。
まったく違う環境にするのは難しいという人もいるかもしれません。
そういった人はこの「追加する」を実践してみて下さい。
自分の行動を変えて、付き合いたいと思われる人になる
自分より優れた人と付き合うだけで自分自身は変わりません。
スラムダンクでもそういう教えあったよね。
ありましたっけ。
「アメリカの空気を吸うだけで僕は 高く跳べると思っていたのかなぁ」って。
谷沢!安西先生がホワイトヘアーデビルと言われていた頃の教え子!
「お前を超える逸材が現れたぞ。同時に二人もだ」って心の中で流川と花道のことを伝えた谷沢!
説明長っ…
考えが志、行動が優れた人と関係を持つだけで自分は変わりません。
ですが、変わる大きなきっかけになります。
まずは自分自身が変わることで、理想の自分に近づいていきましょう。
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