仕事のデキる人が基礎を大切にしている3つの理由
さまざまな仕事の中で、基礎と呼ばれるスキルや業務があります。
一見地味ですし、ある程度の経験を積むとこれを疎かにする人は多く存在します。
sかし、一流と呼ばれる人は必ずと言っていいほど基礎を大切にし、繰り返しそれを研鑽しています。
今回は、仕事のデキる人が基礎を大切にしている理由を紹介していきましょう。
応用した華やかな場面を支えているのは間違いなく基礎の力だね。
基礎を大切にしている理由
ユニークな発想だけでは成功しないと知っている
1つ目は、「ユニークな発想だけでは成功しないと知っている」です。
例えばIT業界でいうと、ユニークな発想をしたものが勝者になるのではないかと考えている人は多いと思います。
しかし、実際はそれだけで成功することはほぼあり得ません。
現実はそれほど甘くないという言い方の方が適切だと言えます。
会社勤めの方でも想像し易いと思いますが、
・社会人としての基礎
・その業界の基礎
・仕事をする上でのベーススキル
これらが備わっていないと、周りの人を巻き込んで事業を起こすことは出来ないという事です。
えー。もっとチャラチャラして成功するイメージがあったのに
キラキラしたイメージの経営者も、地味で実直な仕事を繰り返していたりするよ。
そうなんだ。
特にそれを努力とも何とも思ってはいないっていう凄いところがあったりするけどね。
基礎をやっていると突然応用できるタイミングがある
2つ目は、「基礎をやっていると突然応用できるタイミングある」です。
勉強やスポーツでも経験したことがある方はいらっしゃると思います。
ずっと出来なかったことが、繰り返し練習しているといきなり出来るようになったり、それをキッカケに今まで出来なかったことが次々に出来るようになる瞬間です。
例えばスノーボードで、あグラウンドトリックやジャンプ台のトリックを遊びで練習していても全然できなかったのが、基礎の滑り方を再度キチンと練習しなおしたらトリックも出来るようになったという事などもスポーツあるあると言えます。。
あとはフィギュアスケートでもそうですよね。
浅田真央選手に指導していた佐藤信夫コーチが、ジャンプの練習の前に基礎のスケーティングを徹底して練習させたなどの話もあります。
一見遠回りに見える基礎の練習というのは、応用する上での近道となりうるのです。
これは仕事でも同じようなことが言えるのです。
基礎が出来ていると、一見新しい仕事でも基礎の型で大きく外すことはしないし、ピンとくるんだよね。ピンと。
そういうものなんですかね。
基礎は先人の知恵の集大成だと知っている
最後の3つ目は、「基礎は先人の知恵の集大成だと知っている」です。
基礎は突然この世に現れたものではありません。
「そのこと」について、先人たちが試行錯誤を繰り返した結果の集大成なのです。
定石という言葉があります。
囲碁で昔から研究されてきて最善とされる、決まった石の打ち方ですね。
この定石も基礎と言えますが、一朝一夕で生まれたものではありません。
長い年月をかけて先人が生み出したものですが、現代の我々はそれをいくつも勉強することで、それが備わった状態から次のステージへのチャレンジが出来ているのです。
つまり、仕事のデキる人はこの基礎や定石の成り立ちや大切さを深く知っているという事ですね。
例えば「本」も同じことが言えるよね。
どういうことでしょう?
その人の何十年もの経験を1,500円足らずで変えて、数時間で学べるってすごい事だよねってことだよ。
仕事上の基礎が出来ていないとどういう事態になるのか
仕事をする上で、基礎が出来ていないとどういう事態になるでしょうか。
いくつか代表的なものを紹介していきましょう。
・すごく遠回りすることになる
→仕事の多くは応用力の発揮ではなく、基礎力の繰り返しで行います。基礎、この場合は定石という方が適切ですね。定石を知らないと、成果を出すまでにかける必要のない時間や遠回りをすることになるでしょう。
・周りを巻き込めなくなる
→仕事は一人でするものではないですが、人を巻き込んで仕事を進める中で、基礎が無いと信頼関係が結べずに円滑に物事を進められなくなる可能性があります。
・応用力が乏しくなる
→基礎の引き出しの多さは、応用力に直結します。これは応用力というものが基礎と別の基礎の掛け算で成り立つことが多いということとも言えます。
全部が出来る必要はないけど、せめて基本的なことぐらいは理解しておかないとね。
基礎力は磨き続けよう
仕事のデキる人がなぜ基礎を大切にするかを今回は紹介しました。
一見地味で遠回りに見える「基礎」、しかし実際は近道や応用力の必要要素だという事がわかりました。
基礎力は磨き続けるものです。
磨き続ける為にも、あなたがやろうとしていることの基礎は何なのかをまずは見つめてみてはいかがでしょうか。
コメント