仕事がデキる人は怒りを演じられる

仕事術
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仕事がデキる人は怒りを演じられる

褒めて伸ばすブーム

最近、特に子育ての場面では「叱るのではなく褒めて伸ばす」という論調が強くなってきています。確かに、褒められることでよりやる気が出て、やらされ感では無く自発的に次の行動を起こせそうですよね。逆に、怒りが伴う指導や躾に、一部問題点もあることは事実です。

間違っているとは思いませんが、今回、過度な論調は危険だということも含め、仕事がデキる人は怒りを演じられるということを紹介していきたいと思います。

怒られなれていない人が陥ってしまう可能性があるケース

怒られなれていない人が怒られた時に、反応や行動として陥ってしまうかもしれない良くないケースはどんなものがあるでしょうか。

・怒られたという事実だけに恐怖し、指摘が頭に入ってこない

怒りの感情は表現の仕方によっては恐怖を感じる場合があります、特に怒られなれていない人はこのこと自体にびっくりして指摘内容がまったく頭に入ってこない場合がありますね。頭が真っ白になってしまうってやつです。

・自己肯定感が強く、言い訳をして相手を説得しようとする

褒められて育った人で、自己肯定感が強い人がいます。こういう人は「自分はきっと間違っていないはずだから、怒っているのは何かの間違いだ。説明すればきっとわかってくれるはず」と、怒っている相手を説得しようとする場合があります。そうなると説得することに注意がいき、指摘に目を向けられません。

・自己肯定感が低く、心がポッキリと折れてしまう

指摘の内容よりも、怒られた事実を中心に、「私なんてやっぱりダメだ…」と感じてしまい、心が折れてしますケースがあります。自己肯定感が低い人に起こりやすいケースですね。

・相手への攻撃意識に変わる

「怒られる=自分に攻撃している」と感じてしまい、自己防衛も働いて相手への反撃、攻撃意識に変わってしまうパターンですね。

怒る人はゼロにはならない

出来れば怒らない、怒られない方が場面によってはより建設的な議論や指導ができるかもしれませんが、怒る人がゼロになることはありません。喜怒哀楽という人間の基本的感情の一つを全員が抑えるなんて、本能に反しますし難しいですね。

そうであれば、怒られる人がしなやかな心を育むようにしていく教育もそうですが、怒る人もそれなりの怒り方が出来る方がよいですね。

相手が感情的になって怒られた場合の対処法は以下の記事でも紹介しています。

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仕事がデキる人は怒りを演じられる

仕事がデキる人は時に、「この人には怒った方がこちらの伝えたい内容が通じるぞ」と思った時には、怒りをわざと演じる場合があります。

感情に任せて相手を怒鳴りつけたりするものとはかけ離れています。

演じていますから、あとで「感情に任せて強く言い過ぎてしまった」などと反省することにもなりません。

お客様や関係会社などにも起こる人は少なからず存在します。そういった場面に遭遇した場合にしなやかに対応できるよう、チームを強くする為にわざと怒りを表す上司を演じるのもひとつの手段として良いかもしれません。

怒りの演じ方

どのように怒りを演じればよいでしょうか。ステップを例示していきます。

ステップ0.怒られている意味がわかる関係性を築く

これは怒りの前の前提条件と言ってもよいかもしれません。

例えば信頼関係が結べている上司部下などは「この人は自分の成長を考えてくれているから怒っているんだ」と怒りの意味が通じていればコミュニケーションが成立しますが、まったく関係のない人に突然感情的に怒られても聞き耳を持てないですよね。しかし、必ず相手と長い時間をかけて関係性を築けるわけではないですから、立場をハッキリさせることでこのステップを省略することもできますね。

ステップ1.怒りの感情が沸いたらまずそれを抑える

これが一番重要ですね。感情のままに相手に主張するとそれは演じているとはまったく逆の状態と言えます。最初に沸き上がった本能的な感情はまず抑えるようにしましょう。

怒りのピークは6秒間という話もありますし、まずは一呼吸を置いて、落ち着くことが先決です。

ステップ2.何に怒りを感じて、相手に一番伝えたいことを絞る

怒りを演じる場合の伝えたいメッセージは1つに絞った方が良いです。逆に言うと、1つしか伝えられるメッセージは無いと考えた方が良いです。怒りで伝えることは印象に残りやすいですが、複数の要点を示すには向いていません。

ステップ3.行動や考えに対して怒りを表し、相手自身を非難しない

これも混在すると逆効果になってしまう場合が多いので気を付けましょう。その人自身を否定しているのではなく、改善可能な部分に対して怒っているのだと正確に伝えましょう。

ステップ4.後に引きずらない

これも大切です。ネチネチと後にまで怒りを引きずらず、キチンと切り替えましょう。

真剣さは伝わる

テクニックよりの話にも思えますが、特に今回のような相手に気付きを与えたり行動を促す為のコミュニケーションで一番大切な事は自分が真剣に相手と向き合っているかどうかです。

向き合っている相手も、話の中身を理解するかどうかはさておき、相手が自分に対して本気かどうかはすぐに気が付きます。本気で向き合っていない相手からは何を言われても聞きませんよね。

セロタイ
セロタイ

昔を思い出してみても、明らかに自分が悪い時に怒られた記憶、しかも自分が信頼している相手から怒られた記憶は鮮明に残っているもんね。

フラン健
フラン健

そうですね。もしその時怒られていなかったらまた同じ過ちを犯していたかもしれませんね。

セロタイ
セロタイ

たしかに…子供だったから許されただけかも。

フラン健
フラン健

ちなみに何したんですか?

セロタイ
セロタイ

ローラースケートを履いた状態で自転車に乗って坂道で車に突っ込んだんよ。

 

 

フラン健
フラン健

とにかく危険!!

 

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