口が上手い人に反論する為の実践的なテクニック4選

仕事術

口が上手い人に反論する為の実践的なテクニック4選

あなたの周りにも、口が上手い人は多く存在すると思います。
その人が語ると自分も周りも反論できず、その人の描いた通りの結果になってしまう、
もしくは引っ掻き回されて結論が出なくなるなど。

今回は、そのような口が上手い人のペースに乗せられない為の実践的なテクニックを紹介します。

1.その人の知らないことを質問する

2.話を要約して再確認する

3.人数で勝負する

4.相手の状態を小さくフィードバックをしてあげる

です。

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反論する為の実践的なテクニック

その人の知らないことを質問する

1つ目は、「その人の知らないことを質問する」です。

このテクニックは、知識が豊富でその量で圧倒されてしまっている時に使えるテクニックです。

連合の法則」というものをご存知でしょうか。
本来は全く別のものを、結び付けてみてしまう心理の法則のことです。
例えば好きなタレントがCMをしている商品について、本来その商品とタレントは
まったく関係のないものですが、なんとなく好印象を持ってしまうのですね。

セロタイ
セロタイ

確かに、・・・十六茶買っちゃうもんな。。。

ゾンビさん
ゾンビさん

あぁ…ガッキーが好きなんだな。

それをこの口が上手い人との話の中で応用します。

知識が豊富で口が上手い人は、それが優位性になっているので、
その人の知らないことをひとつ質問して、それがわからないという事実があると、その人自身も焦り、劣等感を抱きます。

また第三者的には

「その質問に答えられない=知識が豊富というのも疑わしい」

というイメージになるのです。

具体的には、ある仕事の方向性を決める上で、その人の思惑通りになりそうなタイミングで
その人が苦手な分野の細かい質問を議題に関連付けて質問してみましょう。

一気に形勢逆転するはずです。

話を要約し、一部論点をズラして再確認する

2つ目は、「話を要約し、一部論点をズラして再確認する」です。

このテクニックは、特に相手が何かを批判してきている時に使えます。

口が上手い人は、大抵話す量が多く、一気に結論立てまで行います。

そこで、一旦その勢いを止める為に話を要約して聞き直すのが得策なのです。

例えば、

「この提案はイニシャル費用が他の案より高いし、それがどの項目なのかが聞いてもわからなかった。
 ランニング費用も機材の保守費は見込んでいるけど、それを調整する要員のコストが入っていないように感じている!」

などと言われたとしましょう。

そのままでは、他の人からの印象も「穴だらけでマズい提案なのかな…?」というものになりますが、一旦流れを分断する為に、

「予算の見込みが見えづらいというご指摘ですね?」

と言い返すような感じです。

ここでのポイントは、どこを認めてどこを反論するかということです。

予算面の穴があるように見えてしまうとまずいので、それが見えづらかったことは認めながら、見込みが甘いという点は認めない。ということです。

ここでのポイントが「一部論点をズラす」ということですね。

※しかし、本質的に正しい指摘かどうかは、後で自分なりにちゃんと振り返っておくことが必要ですね。

正しい指摘であれば誠実に受け止めた方が良いですし。

人数で勝負する

3つ目のポイントは「人数で勝負する」です。

これは心理的なものなのですが、例えば目の前にリンゴがあって、
「この果物はなんですか?」と10人に聞いたとします。

9人がリンゴと答え、1人がみかんと答えるとどうなるでしょうか。

当然、9人から一方的に批判されるのが目に見えているでしょう。

しかし、10人中8人がみかんと答えた場合に、残りのリンゴと答えた2人は
先ほどのケースと同じように8人の事を批判できるでしょうか?

想像して貰うとわかる通り、先ほどまでの勢いでの批判は出来そうにないですよね?

こういった、明らかに自分たちが間違いなく正しい時でさえ、人数で劣っていると
勢いが衰えてしまうのですから、答えが正しいか不明な時は、よりもっと人数が多い方の
意見が正しいのではと感じてしまいますよね?

これを議論でも応用し、自分と同じ意見という人の人数を多くしておいたり、単純に口が上手い人の意見に違和感を感じる。という感想を多くの人数で主張すると、それだけで相手は不安になるというものなのです。

注意点としては、イジメの思考と一緒なので、相手を陥れる為には絶対に使ってはいけませんね。

相手の状態を小さくフィードバックをしてあげる

4つ目のポイントは、「相手の状態を小さくフィードバックをしてあげる」です。

口が上手い人のペースのまま話が進まないようにする為には、小さなフィードバックが有効です。

言い方や態度についての指摘は、話の内容に関わらず相手の話の腰を折ります。

ポイントは、ちょっと申し訳なさそうに間接的に指摘。ですね。

「ちょっとだけ、言い方を柔らかくして貰ってもいいですかね。」

「もう少しだけ端的に教えて貰っていいですか?」

などです。

この指摘は聞く側の主観であり感想なので、相手からすると反論の余地がありませんね。

しかし、これはあくまで話の腰を折るようなテクニックなので、多用は控えた方が良いでしょう。

反論のし過ぎには注意

4つの実践的なテクニック、いかがでしたでしょうか。

言い返せずに相手の思い通りになるのを防ぐには非常に有用なテクニックで、使いこなせると大抵の相手への反論が可能になります。

しかし、反論をし過ぎると、言い負かされた感じた相手はあなたに敵意を抱く可能性もあります。

そうなると相手は、あなたを攻撃対象とみなして復讐に固執するかもしれません。

反論する技術は、あくまで自分の身を守ることにちょっとだけ使う。くらいに考えると良いかもしれませんね。

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