ビートたけしに学ぶ、部下に手柄を持たせるリーダー像

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ビートたけしに学ぶ、部下に手柄を持たせるリーダー像

上司と部下、先輩と後輩、社会ではいくつかの立場を同時に担っていると思いますが、部下や後輩との関係性はうまくいっているでしょうか。

今回は、ビートたけしさんのある逸話から、上司と部下の関係性において、上司に必要な思いやりと部下との関係性について学んでいきたいと思います。

セロタイ
セロタイ

最近は冬の寒さと春の陽気が入り乱れ、体調も崩しやすいのですが、皆さん如何お過ごしですか?

ゾンビさん
ゾンビさん

急にどうしたんですか。確かにポカポカ陽気の翌日に急にまた寒くなったりしますよね。

セロタイ
セロタイ

寒暖バカヤロウ!つって!(ビートたけしだけに)

ゾンビさん
ゾンビさん

よっ!先が思いやられるぞ!

ビートたけしさんの逸話

 

お笑い芸人、映画監督、俳優といったいくつもの顔を持つビートたけしさんに弟子入りした人物らによって構成されるたけし軍団の中で、こんな逸話があります。

お茶へのこだわり

一流を知るビートたけしさん、色々なこだわりがある中で、お茶にも非常にこだわりがあり、ある高級茶葉で淹れたお茶しか飲まなかったといいます。

弟子たちは必ずこの茶葉を持ち歩き、ビートたけしさんからお茶を求められた時には必ずこの茶葉を使ってお茶を淹れていたそうです。

ある時、弟子がこの茶葉を忘れてしまった時があったそうです。

荷物をすべて探すも、やっぱりありません。

弟子たちはその事を師匠に言えずにドキドキしながらその日の付き人をして、ある楽屋で例の一言がありました。

「おーい、お茶淹れてくんない?」

慌てた付き人は、廊下にあった自動給茶機でお茶を淹れ、冷や汗をかきながら

師匠に持っていきました。

お茶をズズズッと飲んだ後、ビートたけしさんが一言。

「やっぱりこのお茶は美味いなぁ。お前らにこの違いはまだわからないだろう?」

と。

弟子たちは怒られなかったことにホッとしながらも、自動給茶機の安いお茶を美味い美味いと飲んだビートたけしさんに心の中でツッコミました。

「違いがわからないのはアンタだろう!」

ビートたけしの上司力(手柄は部下に)

この話を読んで、部下に手柄を持たせる上司力についての気付きを得られましたでしょうか?

この話の続きを知れば、それがわかってくるかと思います。

付き人たちは、テレビやラジオ番組の打ち合わせや番組内など、この話を色々なタイミングで話しました。

売れていない芸人の話でも、そこに出てくるのが大物のビートたけしの笑い話だと、番組としても使いやすく、視聴者も面白おかしく聞きますよね。

いわゆる鉄板のエピソードトークってやつです。

だからどうした?ってピンと来ない方もいるかもしれませんが、

実はおそらく、ビートたけしさんはお茶の違いに気が付いていたということです。(本人にこのエピソードの真相は誰も聞けていないので、真偽は不明ですが。)

高級茶葉と自動給茶機のお茶の違いは、さすがに素人でも気が付くレベルですし、きっとビートたけしさんは、これを演じ切れば、弟子たちのエピソードトークが一つ増えると思ったのでしょう。

きっと、この安い茶葉を使っている自動給茶機ってのがミソで、ヘタに中途半端に高い茶葉を用意してお茶を淹れていたら違いに気が付いた師匠に激怒されていたのでしょうが、最低レベルのものだったので、ギャップが面白いと思ったんでしょうね。

手柄を部下に。粋な計らいだったんだと思います。

手柄は部下に、失敗は上司の責任

手柄の渡し方は様々ですが、基本的に上司は部下の仕事を通して成果を上げます。

なので、部下の手柄を横取りして自分の成果だと言い張る上司はそもそも上司の仕事の仕方を理解していないか、組織構造と上司部下の関係が破綻しているかのどちらかだという事だと言えます。

大人気ドラマ「半沢直樹」で香川照之さんが演じた嫌な上司役の大和田 暁は

「部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任!!」

と鬼気迫った面白発言をしたのも懐かしいですね。

好かれようと思って部下の仕事を手伝うのは大罪

プレイングマネージャーという言葉がしっくりくる働き方をしている上司は大勢います。

部下と同じような仕事をするタイミングはあると思いますが、部下の仕事を手伝うようなことは罪だと言って良いでしょう。

先ほども書いた通り、部下の仕事を通じて成果を出す必要のある上司が、部下の成果が出る為のプロセスや成果物を奪ってはいけないのです。

これがもし、部下からの信頼を得る為だったら、もうそれは大罪だと言えますね。

参考:小善は大悪に似たり

上司部下の関係も、信頼関係や愛情をもって接することは必要だと言えます。

それは溺愛や盲目、打算であってはいけません。

信念無く部下のやることを迎合したり、表面的な取り繕いは相手を必ず不幸にします。

真の上司力とは、どうあることが相手にとって本当に良いのかを厳しく見極められるということなのです。

ライオンは我が子を谷底に突き落とす。だったり、可愛い子には旅をさせよ。だったり、いくつか格言もありますが、大きく育てる為に必要なことは、非常とも見えても、中長期的にみて相手の為を思って関与することが必要なんですね。

ちなみに、部下から上司にしてはいけないことは以下の記事で紹介しています。

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粋な上司は部下に手柄を渡す時も粋

セロタイ
セロタイ

粋やわ。ビートたけしさんの逸話、粋やわぁ!

ゾンビさん
ゾンビさん

いいですよね。こういう上司。

セロタイ
セロタイ

オイラもこういう上司になれるかな、兄(あん)ちゃん。

ゾンビさん
ゾンビさん

口調だけ真似してもダメ!!

如何だったでしょうか。

上司と部下の関係はさまざまですが、短期的に見れば、もしかしたら家族と同じくらい長い時間を共にするかもしれません。

長い目で本当に相手を思う心で関わっていきたいですね。

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