中間管理職が絶対にやってはいけない3つの仕事
中間管理職にどんなイメージをお持ちでしょうか。
上からの指示と、下からの不平不満を受け止める大変な役割。
現場に作業をやらせる比較的ラクな仕事。
人によってイメージはさまざまだと思いますが、今回は中間管理職が絶対にやってはいけない3つの仕事を紹介していきます。
これであなたもプロの中間管理職だ!
なんか褒めてるのかけなしているのかわからない表現ね。
中間管理職とは?
上司も部下もいる役割
一般的に中間管理職とは、部下を持ち管理職としての業務がありつつ、自身も管理職の上司がいるという立場の人の事を言います。
ある程度の決裁権があると経営幹部的な位置づけになるので、一般的な大企業でいうと、
くらいのイメージで考えればよいかと思います。
管理職とは?
なお、管理職という定義は、
労働現場において、労働者を指揮し、組織の運営に当たる者
を指すことが多いです。
中間管理職に求められる仕事
では、中間管理職に求められる仕事とはどのようなものがあるでしょうか。
今回は「やってはいけない仕事」がメインだからサクッといくよ!
1.幹部の組織方針をチームの仕事に落とし込む
2.部下の成長を支援する
3.部下を通じて成果を出す
4.幹部に現場の状況を正確に伝える
5.経営方針に繋がるような進言を行う
ですね。
逆にいうとこれ以外の仕事はやっちゃいけないんじゃないかな!
それを言ったら話が続かない!
中間管理職が絶対にやってはいけない仕事
では、中間管理職が絶対にやってはいけない仕事を紹介していきましょう!
失敗しない仕事
1つ目は、「失敗しない仕事」です。
疑問に思うかもし、矛盾を感じる人も多いかもしれません。
しかし、中間管理職は失敗する仕事をする必要があります。
失敗しない仕事は少なからず存在します。
既存の仕事の延長や、潤沢なリソース(ヒト、モノ、カネ)がある仕事など。
ではなぜ失敗しない仕事をしてはいけないのでしょうか?
企業の成長にはイノベーションやチャレンジが必要です。
そして、企業の新規事業の成功確率は良くて3割くらいが妥当と言えます。
つまり、7割は失敗をしているのですが、この経験が非常に重要視されるのです。
リーダーの真価が発揮されるのは有事であり、そこでどういった振る舞いや決断、被害を最小限に出来るかということですね。
経営幹部は常にハイプレッシャー、高ストレスの環境下に置かれます。
中間管理職の段階でこういった経験を積み重ねておくことが、今後のキャリア形成においても大事な要素となってくるんですね。
支流の仕事
2つ目は、「支流の仕事」です。
「本流」と「支流」系統がわかれているだけでどちらも流れであることには変わりません。
ではなぜ支流の仕事をしてはいけないのでしょうか。
組織にイノベーションを起こす上で、全く違う畑の考え方を組み込むという支流派の力は非常に有用な印象を受けると思います。
ただし、それは非常にまれなパターンで、基本的に組織は本流である組織の中から生まれることが多いのです。
小泉純一郎さんが実施した構造改革も自民という本流の中で、その本流を壊すという所から始まりましたし、デジカメの台頭で窮地に追いやられた富士フィルムの事業もトップの古森重隆さんが中心となって本流の大改革を成功させました。
これには、
・企業の本質的な課題や改善方法は本流の人が肌で感じている
・支流は外様大名の無責任なスタンスという逃げ道を作ることが出来る
という2点が理由として挙げられます。
上司の思い通りにコトが運ぶ仕事
市場競争、国際競争が激しくなる中、上司の青写真通りにコトが運ぶ仕事をしてはいけません。
これは、
・上司があなたを思い通りにコントロールできると思っている
という逆説的な証明にもなります。
つまり、この仕事においてあなたに一番求められている要素は調和(特に上向きの調和)であり、それは最初に述べた厳しくなる市場競争に勝っていく為の仕事とは少し離れたところにある可能性が高いのです。
経営幹部を目指すあなたであれば、上司すら決裁権のコマとして使うくらいの気概で臨むチャレンジングな仕事をするべきなのです。
中間管理職は一番楽しむべき役職
中間管理職は非常にストレスの感じる仕事だと言えます。
しかし、
・実際の現場が見える最後の役職
・経営幹部の視座視野に立てる最初の役職
という点では、非常にやりがいがあると言えますし、何より
直接の部下の成長が見られ、と組織としての成果を創出する充実感を得られる
という点で非常に楽しめる立場だと言えます。
ぜひ、プロの中間管理職を目指してみて下さいね。
とりあえず時間だけが過ぎればいいと思うなら、上司の顔色ばかり伺ってればいいよ。
老害の極み!
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